16歳の教科書 ドラゴン桜公式副読本 講談社+α文庫

7人の特別講義プロジェクト, モーニング編集部

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2016/04/21
• JAN: 9784062816670

商品レビュー

2024/09/04

(2008/7/16)
私には16歳の娘がいるのですが、ぜんぜん受験にエンジンがかからないので、何かヒントが無いかなぁとおもってこの本を読みました。

　それぞれの分野の第一人者が、16歳に語りかけたこの文章、めちゃくちゃ興味深かったですね。
http://shop.kodansha.jp/bc/books/topics/sixteen/
＜１時限目＞国語
金田一秀穂『新しい日本語の予習法』　　絵筆のように言葉を使おう
＜２時限目＞数学【計算問題】
鍵本聡『計算力を強くする』　数学力とは「真実を見抜く力」だ！
＜３時限目＞数学【図形問題】
高濱正伸『小３までに育てたい算数脳』　数学が「見える」ってナンだ！？
＜４時限目＞英語
大西泰斗『ネイティブスピーカーの英文法』　考える前に、感じてみよう！
＜５時限目＞理科【物理】
竹内薫『９９．９％は仮説』　紙飛行機で「世界」を飛べる
＜６時限目＞社会
藤原和博『人生の教科書〔よのなかのルール〕』　「情報編集力」を身につけよう
＜課外授業＞心理
石井裕之『なぜ、占い師は信用されるのか？』　「自分という他者」を味方につけよう

3時限目の講師は娘2人とも塾でお世話になった方。
この7人で一番面白かったのは、石井裕之さん。COLD　CALL　飛び込み営業、にせ占い師こそ重要、という話。相手を気持ちよくする、それを自分に置き換える。自分という他者をいかに気分よくさせて、成功に持っていくか、これはよくできている。カリスマセラピーなんてあまりかっこいいキャッチフレーズではないが、そう呼ばれるだけの無いようになってます。

お奨めの一冊。

2024/01/12

妻の購入した本。ドラゴン桜公式副読本。各教科のスペシャリストが学ぶための心構えについてポイントを展開。国語感想文は感想ではなく事実をより詳しく書くと良いが印象に残った。また、数学の計算式で考え方の整理や心理学の根拠はなくともまずは自信を持つことが重要とのことが印象的だった。社会の世の中科ではホームレスについて語らせ、本物登場でいかに自分の考え方が偏っているか。英語はまずは5000語覚えてから。英字の本が良い。理科は意外に適当である。この本を通じて、各専門家はそれぞれの信念や目指すべきものを持って対応しており、極めた人ほどわかりやすく教えていると感じた。娘に勉強の本質はわからない点をわかるようにすることで振り返りをしない、点数に一喜一憂する勉強法では成長しないと伝えたがなかなか響かなかった。

2023/12/30

•国語力を鍛えるトレーニングとして「絵を言葉で書いてみる」※自分の意見を一切入れない
•日本語は人間関係を表現することが好き
外国語: 先生が私に日本語を教えました
日本語:先生が私に日本語を教えてくれました
→先生は親切で、私は嬉しく思い、感謝しています　という気持ちが込められている
•一般には文字言語よりも音声言語を重視する国の方が多い中、日本は文字言語を重視（道に迷ったらまず地図を見る）
•自分の心に宿った小さな違和感、小さな不本意、小さな不自然を見つけたら、そこに違和感を感じる「感度」自体がみなさんの個性
•人間の心は「外側（周辺の環境）」と「内側（潜在意識）」のバランスをとろうとする習性がある→部屋が散らかっている人は、心も汚れていたり、未整理な問題がいっぱい残っている