- 新品
- 書籍
- 書籍
- 1221-04-04
夏の砦 P+D BOOKS
990円
獲得ポイント9P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 小学館 |
| 発売年月日 | 2016/05/10 |
| JAN | 9784093522663 |
- 書籍
- 書籍
夏の砦
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
値下げ前価格について
本価格は現中古販売価格の「値下げ前価格」となります。
直近約1か月間、値下げ前価格での販売実績があるものだけ表示しております。
夏の砦
¥990
在庫なし
商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
生命力ある美を創作するための主人公の精神的遍歴を描いた本作は、織物工芸に打ち込む女性の内面的な葛藤を深く掘り下げています。彼女は、母の作品の影響を受けつつも、自身の情感を込めた作品を作り上げようと奮闘しますが、倦怠感や無名の精神に悩まされます。孤独の中で、彼女は自らの世界に還り、芸術と生活の密接な関係を見出していきます。美は人間の魂と結びついており、創作の過程で感じる苦痛や甘美さが、彼女の成長を促します。巻末には創作ノートも収録されており、作品の背景や思索をさらに深める手助けとなっています。官能的な描写もあり、芸術家としての女性の存在が色濃く表現されています。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
辻邦生 「 夏の砦 」 生命力ある美を創作するまでの 主人公の精神的な遍歴を描いた小説。創作の基本様式が 個性となるまでの心理過程とも読める 精神的な遍歴 *母の作品の世界を 私なり(私の情感を入れて)に完成 *自分の作品にへの倦怠感→様式が意味のない存在 *無名の精神〜職人...
辻邦生 「 夏の砦 」 生命力ある美を創作するまでの 主人公の精神的な遍歴を描いた小説。創作の基本様式が 個性となるまでの心理過程とも読める 精神的な遍歴 *母の作品の世界を 私なり(私の情感を入れて)に完成 *自分の作品にへの倦怠感→様式が意味のない存在 *無名の精神〜職人の虚栄、自惚れ、自意識のない精神 *物狂いし〜織地を 苦痛と甘美な思いで 織りつづける *自ら考えた世界だけが 存在する世界→自分の世界=家族との幸せの日々〜かって在った 自分の世界に還る 「芸術は〜生活に密着しなければいけない」 *美は人間の魂の温みにより 生命力をもつ *美は人間の魂、生の陰影、哀歓と結びついているはず *実用性は 美の自律性により無目的、無秩序化していく芸術に 健康的な血を送り込む *美の自律=美の孤立→人間不在の匂い→虚空の中の美 「偉大な個性は学ぶことができない。それは唯一のものだから〜基本の様式は学ぶことができる〜その様式を通してのみ〜偉大な個性も花咲くことができる」
Posted by 
著者初の長編という、ういういしい作品。 物語性があり、文章も精緻を究め、なおかつ淡麗。芸術の芸術たるところを高めて語っている。 構成がちょっとややこしい…(夏目漱石の『こころ』を思いだします) まず、語り手のあるエンジニアが登場。支倉冬子という若き女性と知り合い、つかのまの...
著者初の長編という、ういういしい作品。 物語性があり、文章も精緻を究め、なおかつ淡麗。芸術の芸術たるところを高めて語っている。 構成がちょっとややこしい…(夏目漱石の『こころ』を思いだします) まず、語り手のあるエンジニアが登場。支倉冬子という若き女性と知り合い、つかのまの交流ののち、突然冬子が北の海でヨットに乗ったまま行方不明になってしまった、ところから始まります。彼がエンジニア魂を発揮し、冬子の軌跡を辿って彼女の日記や手記、最後に届いた手紙を見ていく構成です。 北の海と言ってもそれは日本ではなく、スカンジナビア半島に近いバルト海らしい。語り手としりあった場所もその周辺と思われる仏独に近い北の国なのです。「デンマーク?」と思うのだが...ま、それは重要ではありません、北欧のある国でいいのでしょう。 そういえば物語も「人魚姫のものがたり」を彷彿させるかも。かなわない恋に向かってひたむきなのだけれども、泡となってしまったという。 そう、冬子はかなわない恋(芸術性)を求めて、北の国に織物工芸の学生となって、留学していたのでした。語り手と知り合ったころには、彼女の憂愁な様子を見受けます。でも、語り手とは悩みの真実を語らず穏やかに交流。その後行方不明、生死不明になり、語り手の後悔と探求心を刺激したのでした。 そして、日記と手記を辿って彼女の生きた物語が明かされていきます。戦前の裕福で文化的な生活が描かれますが、思うに、一時期、それでもいい時代があったのですね、佐藤愛子『血脈』や北杜夫『楡家の人々』の世界ですね。現実わたしなども姑や夫からその生活ぶりをどれだけ聴かされたか。(なんにもない戦後に物心ついたわたしはちょっとうらやましかったのが本音) この冬子の物語も大木クスノキ(樟)の葉のざわめく大きな屋敷を中心に展開します。その物語が流麗に語られて、冬子の人となりを醸し出します。言うなれば贅沢な話ばかりです。それも芸術性に富んで美しく語られるのですから。しかし、喪失の痛みが潜んでいたとは...。 さきに読んだ中編『回廊にて』を発展させたものと、作者も言ってます。このわたしが読んだ『辻邦生作品集 2』には大部(2段組100ページ)な作者の「創作ノート」が採録されていて、試行錯誤、小説を紡いだようすがわかり、作者の意気込みが伝わります。 ここから「辻邦生」がはじまったのですね。文学の芸術性を求めて。
Posted by 
初期の長編小説。 P+D BOOKSからは『廻廊にて』に続いて2作目。本作も『女性の芸術家』という存在がかなり大きかった。そこはかとなく官能的なところも良かった。 巻末に創作ノートも収録。
Posted by 
