商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京書籍 |
発売年月日 | 2016/04/01 |
JAN | 9784487809998 |
- 書籍
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アートと社会
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アートと社会
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書籍として取りまとめられた2010-2014年の慶応義塾大学寄付講座の要約書籍。写真や具体例が講座に比べて乏しい分、政府の芸術政策担当者が予算を組みやすくなるようアートの意義を簡潔に伝える内容となっている。日本の現代美術業界の暗黙の了解といえる知識が4割ほどで、このレベルの政治経...
書籍として取りまとめられた2010-2014年の慶応義塾大学寄付講座の要約書籍。写真や具体例が講座に比べて乏しい分、政府の芸術政策担当者が予算を組みやすくなるようアートの意義を簡潔に伝える内容となっている。日本の現代美術業界の暗黙の了解といえる知識が4割ほどで、このレベルの政治経済の文脈を理解していないようでは、仮にアーティストであれば大成は厳しい。関係者と共通言語がないということであるから。逆に言うと、専門分野だけでも議論のポイントや数字を適確に押さえておけば価値のない作品やプロジェクトに関わらないよう賢くなれるため、2020年に向けたアートプロジェクト乱発時代の本格到来において立ち位置を把握するのに良い本。 竹中平蔵の総論は質と量のバランスがとれた、芸術についての報告書作成やプレゼンの手本のような内容。 南條史生の国際情勢の講義は写真資料や人物名が書籍では掴みづらいのだが、海外のアート情報を英語で読み解くうえで必須のポイント解説という感じ。(つまり国内の日本現代美術の内戦状況は相手にしていない) 美術だけではなく、建築、都市政策、演劇、音楽など各種芸術分野のレビューがあるのだが、慶応大学アートセンター教授・キュレーター渡部葉子の「パトロネージの歴史」は絵画のサイズという明解な基準でもって「大きな絵=顧客が国家」図式を実証し、アート市場の目利きの壺を説く。モダンアートから絵画がなぜ巨大化したかは触れてはいないけれども、他の著者でアメリカの美術館政策の知識を深めたらある程度の想像がつくようになるはず。 以下著者: 竹中平蔵、南條史生、近藤誠一、小林博人、渡部葉子、内藤正人、渡辺靖、福水託、西陽子、畠中実、飯田高誉、河本一満
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アートは定義自体が難しいので、それを何かと結びつけるのはなお難しく、まとまりがなくなってしまっているように感じる
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