端楽

大來尚順【著】

• 販売会社／発売会社: アルファポリス
• 発売年月日: 2016/03/31
• JAN: 9784434217296

商品レビュー

2020/10/07

私達に身近な仏教由来の言葉を、お坊さんが元々の仏教においての意味と解説と共に、あくせく働く社会人の姿勢、心持ちを見つめ直すことを促す。一つの言葉の解説は2p。字が大きく読みやすいし、すぐ読めてしまうが、言葉一つ一つを巻末の解説とともに丁寧に、自分ごとを振り返りながら読むとずしんずしんと来る。うまくいってるとき、うまくいかないとき、どれも諸行無常。
私に一番刺さったのは、六道輪廻。転職という場面をキャリアップとしてとらえるのも否定しないが、その先は大変かもしれない。謙虚に行け、と。正に私は転職するという時に読みました。
折に触れて読み返したい良書です。

2017/01/01

読了。10才年下の2足の草鞋を履くお坊さんの本である。月曜日のマンデーブルーの緩和剤にと思い読み始めた。端楽(廻りを楽にすること)の言葉は、なるほどと思い、2、3日頑張った。しかし24時間は働けない。仏教の教えはいろいろな人生の悩みの処方箋でもあるなと感じる。どこかの宗教に入ってた方が楽だったのではと思ったりする。人それぞれ縁のある宗教に出会うのかなと考える。昔からそうだが、なんでも秘伝の書があり、それを手に入れれば、習得できると思っている。勉強術、仕事術などだ。奥さんはいつもマニュアル本ばかり読む私をバカにしていた。私は本当の秘伝書があるのではと追い求めていたのだろう。たぶん人生を正しく生きる為のマニュアルは、聖書やコーラン、経典や古典にあるのだなと、感じた。

2016/09/18

仏教を日常生活で実践すること。そんなヒントが散りばめられている。
ビジネスでの局面も、お坊さんの修行も、何気ない日常でも真理はひとつ。
原理原則に正しくあること。