商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2016/04/20 |
JAN | 9784062200097 |
- 書籍
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クロコダイル路地(Ⅱ)
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クロコダイル路地(Ⅱ)
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商品レビュー
3.8
19件のお客様レビュー
後半のイギリス編。 いやあ、暗かった。 うーん…やはり私には、本作は今ひとつ合わなかった。 ポエティックだし実験的なところも多いけど、惰性で読み切っただけでした。 ブーヴェの一件でここまで引っ張れるの、逆にすごいな。 エルヴェの心の闇みたいなものは描かれないのかな、やや不完全燃...
後半のイギリス編。 いやあ、暗かった。 うーん…やはり私には、本作は今ひとつ合わなかった。 ポエティックだし実験的なところも多いけど、惰性で読み切っただけでした。 ブーヴェの一件でここまで引っ張れるの、逆にすごいな。 エルヴェの心の闇みたいなものは描かれないのかな、やや不完全燃焼。 鰐、読者にも忘れられないようにしょっちゅう出てくるけど、なんかよくわからない。 終わり方は嫌いではないけど。 海賊女王みたいにワイルドなシーンが見たかったなあ。 でもまあ、クロコダイル執筆時の作者は85歳くらい…、本当にすごいよね。 余談だけど、この本の中で、イギリス人は決闘が大好きでみんな決闘をやりまくるし、アイルランド人はもっと決闘好きです、という描写があった。 ウォルター・スコットで18世紀の最後のスコットランドでも、ごく普通に、決闘しましょー、そうしましょー、の展開があったのに納得。
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鰐男や蝋人形館などギミックたっぷり。フランス革命の暗黒面を、残酷で数奇な筆致で練り上げていて、もうお腹いっぱい。『開かせていただき光栄です』のその後とも繋がっていたのは、残酷な話の中に一縷の明かりが灯っていたようで嬉しかった。
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いや〜もう…この量で最後までこの密度はすごいな フランス編でも十分面白かったのにイギリス編も一気に読めてしまった しかもバートンズ友情出演と聞いていたので最後あたりにちょっと出てくる程度かなと仄かな期待はしていたけれど、ちょっとどころか序盤から物語の本筋にしっかり組み込まれてい...
いや〜もう…この量で最後までこの密度はすごいな フランス編でも十分面白かったのにイギリス編も一気に読めてしまった しかもバートンズ友情出演と聞いていたので最後あたりにちょっと出てくる程度かなと仄かな期待はしていたけれど、ちょっとどころか序盤から物語の本筋にしっかり組み込まれていてそれも嬉しかった。し、ディアボリカ・アルモニカの続編はやはりどうしても読みたいな… それにしても当時の世界を良くここまで描き切れるなとどのお話を読んでいても本当に感心してしまう。とにかく仕事が丁寧。妥協がない。皆川氏のそんな姿勢がめちゃくちゃカッコいいなと思う。
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