商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2016/04/15 |
JAN | 9784062933797 |
- 書籍
- 文庫
神秘(上)
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商品レビュー
3.8
10件のお客様レビュー
- ネタバレ
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感想 死についてトコトン追求しているので、死ぬことに対して考える良い機会になる。死が自分とは無縁と思っている時と、もうすぐ死ぬかもしれないと思った時に読んだ感じ方はきっと違うであろうから、病に伏せった時にも改めて読んでみても良いかもしれない。 物語は全体的に、菊池の半生や周りの人間関係と大半が哲学的な死生観について語られるため、読むのにちょっと骨が折れる。 同じ膵臓癌で亡くなったスティーブ・ジョブズの伝記も何回も引用される。 中盤になり、ようやく20年前の取材対象者の捜索が始まり、物語が動いた感じがある。 あらすじ 主人公の菊池は、出版社に勤めており、53歳で取締役になった出世頭だ。5年前に双子の娘の独立を機に医師であった妻とも離婚し、娘二人も海外に住んでいる。身体の不調を感じて病院にいったところ、末期の膵臓癌で余命一年と宣告される。 人生でやりたいことや経験すべきこともあらかたやり終え、周りに心配してくれる人も特におらず、同年代の友人を看取ってきた菊池はある意味冷めていた。 会社も休職扱いにしてもらい、自由になった時間を使い、20年前に取材した念で病気を治す女性のことが気に掛かり、その女性を探すため、ふらりと神戸に移住する。
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久々に読む白石一文作品だったが、相変わらず主人公の脳内で展開される、面倒で回りくどく核心をついた考察がたまらなく好きだ。下巻も楽しみ。
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【あらすじ】 二〇一一年八月、出版社取締役の菊池は、膵臓がんで余命一年、と宣告された。もはや治療の術もない。妻とは五年前に離婚、娘二人も独立し、海外で暮らしている。生きるも死ぬも独りの身の上の菊池は、運命を受け入れつつも、思索の末に神戸に移り住む。二十年前に知った、ある不思議な女...
【あらすじ】 二〇一一年八月、出版社取締役の菊池は、膵臓がんで余命一年、と宣告された。もはや治療の術もない。妻とは五年前に離婚、娘二人も独立し、海外で暮らしている。生きるも死ぬも独りの身の上の菊池は、運命を受け入れつつも、思索の末に神戸に移り住む。二十年前に知った、ある不思議な女性を探すために。 【感想】
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