商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
発売年月日 | 2016/04/12 |
JAN | 9784344424609 |
- 書籍
- 文庫
ふたりの季節
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ふたりの季節
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商品レビュー
3.6
15件のお客様レビュー
三十年ぶりに偶然会えた恋人との時間。 記憶がよみがえり、今目の前にいる人との 時と思い出が鮮明に浮かび上がる。 と、これだけ書くと、ありふれた話のようなのに、 小池真理子さんが描くと、美しい夕暮れの かつて恋人だった美しい二人の情景が 浮かび上がり、心躍らせて一気読みしてしまう...
三十年ぶりに偶然会えた恋人との時間。 記憶がよみがえり、今目の前にいる人との 時と思い出が鮮明に浮かび上がる。 と、これだけ書くと、ありふれた話のようなのに、 小池真理子さんが描くと、美しい夕暮れの かつて恋人だった美しい二人の情景が 浮かび上がり、心躍らせて一気読みしてしまう。 ほろ苦い中にも、今を肯定する言葉が 胸に刺さる。 特別な時間を過ごしたような読書時間だった。
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【2024年70冊目】 四日間の休みを取ることになり、入ったことのないカフェで束の間の休息を楽しんでいた由香の目の前に飛び込んできたのは、かつての恋人だった。互いに目が合った瞬間に相手を認識し、数十年ぶりの再会で話にも花が咲く二人。とある季節に出会い、別れ、再会した男女の恋愛を描...
【2024年70冊目】 四日間の休みを取ることになり、入ったことのないカフェで束の間の休息を楽しんでいた由香の目の前に飛び込んできたのは、かつての恋人だった。互いに目が合った瞬間に相手を認識し、数十年ぶりの再会で話にも花が咲く二人。とある季節に出会い、別れ、再会した男女の恋愛を描く。 自分では手に取ることのないだろう小説に触れるのは、思いもよらず楽しいことだなと思わせてくれた一作。この作品の中では、登場人物2人が再会したところが、物語が一番動く山場であり、それ以降は思い出話に収斂していきます。 これだけ多くの人類がいる中での出会いと別れはそれだけでも奇跡的なことで、数十年を経て再会した2人はどこか運命的な結びつきがあるのかもしれません。 一度は途切れた縁が再び繋がって、新たな始まりを感じされるところで物語は幕切れとなりますが、どこか清々しい読了感が残りました。 読んでいる間中、藤井風さんの「満ちてゆく」が頭の中で流れていました。
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若い頃に愛した人は忘れないというのは本当のことだと思います。 二人でいる時間が混ざり合って一つの思い出になるからこそ、数年後に会っても色褪せずに思い出が浮かび上がってくるのだと感じます。 私も二人の思い出を沢山作って一生忘れられない恋をしていきたいです。
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