商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2016/03/10 |
JAN | 9784167905682 |
- 書籍
- 文庫
王になろうとした男
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王になろうとした男
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毛利新助、塙直政、荒木村重、津田信澄、彌助。五人の織田信長の家臣を描いた短編集。 己の分際を知り、全うすることを選んだ毛利新助。 高みを目指し、自ら破滅した塙直政。破滅させられた荒木村重と津田信澄。 外国人であるからか、しがらみなく共感を得ることができた彌助。 容赦なき競争社会...
毛利新助、塙直政、荒木村重、津田信澄、彌助。五人の織田信長の家臣を描いた短編集。 己の分際を知り、全うすることを選んだ毛利新助。 高みを目指し、自ら破滅した塙直政。破滅させられた荒木村重と津田信澄。 外国人であるからか、しがらみなく共感を得ることができた彌助。 容赦なき競争社会という一面が強調されがちな信長家臣の陽の部分が、秀吉・光秀であるならば、塙直政に荒木村重と津田信澄は負の部分なのだと思います。先の二人も、それゆえに本能寺を起こしたと思えば負の部分と言えなくもない。「王となろうとした男」では秀吉が本能寺の黒幕説です。日本史上最大の成り上がりを成した秀吉。こうでないと。 やはり、信長を題材にしている以上「本能寺の変」を避けては通れない。なんというか、この事件の解釈を読むために信長の小説を読んでいるといっても過言ではないような気がします。
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名前は知られているが小説化されていない人たちを取り上げており,大変興味深く読んだ。全体としてストーリーは共通なので,読みやすい反面,悪役は悪役のままでその人が好きな人がよんだらがっかりするだろうな。
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信長に仕えた男たちを主人公にした5篇の短篇集。 果報者の槍(毛利新助良勝、塙九郎左衛門直政) 毒を食らわば(塙九郎左衛門直政) 復讐鬼(荒木村重、中川清秀) 小才子(津田信澄、丹羽長秀、明智光秀) 王になろうとした男(織田信長、彌介) 桶狭間で今川義元の首を獲った毛利新助。 ...
信長に仕えた男たちを主人公にした5篇の短篇集。 果報者の槍(毛利新助良勝、塙九郎左衛門直政) 毒を食らわば(塙九郎左衛門直政) 復讐鬼(荒木村重、中川清秀) 小才子(津田信澄、丹羽長秀、明智光秀) 王になろうとした男(織田信長、彌介) 桶狭間で今川義元の首を獲った毛利新助。 明智光秀や羽柴秀吉にも勝る勢いで出頭を重ね、本願寺との合戦で討ち死にを遂げた原田直政。 野心家であるがゆえに墓穴を掘ってしまった荒木村重。 父を伯父の織田信長によって暗殺され、復讐のために信長の一家臣として仕えた津田信澄。 黒人の奴隷として信長に献上された男・彌介。
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