商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 彩図社 |
発売年月日 | 2016/02/01 |
JAN | 9784801301337 |
- 書籍
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外国人が見た幕末・明治の日本
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外国人が見た幕末・明治の日本
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商品レビュー
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2件のお客様レビュー
書き出しを読んだ時に、これは偏った愛国心をもった人の本かしら、ハズレっぽいな、なんて思いながら読み始めた。しかし、当初の予想からは大きく外れ、とても興味深い本だった。 日本国内からは分かりづらい、外国人だからこそ見える幕末の日本が描かれていく。 当時は欧米列強が牛耳っていた時代...
書き出しを読んだ時に、これは偏った愛国心をもった人の本かしら、ハズレっぽいな、なんて思いながら読み始めた。しかし、当初の予想からは大きく外れ、とても興味深い本だった。 日本国内からは分かりづらい、外国人だからこそ見える幕末の日本が描かれていく。 当時は欧米列強が牛耳っていた時代。そんな彼らからみた日本人は、サルや人形。人ではない。うむ、素直な感想である。 その一方で、日本に興味をもった人々は多かったということ。そして、外国人の中にも、日本を好意的にみていた人がいたこと、力でねじ伏せるのではなく、郷に入っては郷に従ってくれた外国人がいたことが心を熱くした。 台風や大火事には屈しない楽観的な人柄 盗みなどがなく混浴が成り立ち、みなで助け合おうとする道徳観 四季で美しい自然とそれを楽しむ感覚 など、争いの少なかった江戸時代が醸成した日本の雰囲気が伝わってきた。いわゆる、古き良き日本。いい時代だなあと素直に思った。 一方で、西洋化され行く日本、欧米の介入に不安をもつ日本人、戦争へ向かう日本… さまざまな外的干渉が多い時代であったからこそ、目まぐるしく世は変わり、日本人も社会の仕組みも雰囲気も変わっていったのだと感じた。 西洋の考えが全てよしではない。しかし、戦争への突入や鹿鳴館の建築など、西洋の考え方にのまれてきてきた事実があった。その流れの中には、強引に指導する外国人もいれば、日本の良さを守ったり認めたりする外国人の姿があった。激動の中で日本は進み、今がある。そんなことを感じた一冊だった。
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幕末〜明治までに日本を訪れた外国人の日本/日本人/幕府/新政府に関する感想などをまとめた一冊。取り上げている外国人の範囲が広く、総領事、通司はもとより、旅行家/冒険家、商人の娘、果てはハワイの王様まで。カラカウア王が日本人の移民や皇族との婚姻関係まで求めて来日していたのは知らなか...
幕末〜明治までに日本を訪れた外国人の日本/日本人/幕府/新政府に関する感想などをまとめた一冊。取り上げている外国人の範囲が広く、総領事、通司はもとより、旅行家/冒険家、商人の娘、果てはハワイの王様まで。カラカウア王が日本人の移民や皇族との婚姻関係まで求めて来日していたのは知らなかった。 商業旅行家のイザベラ・バード以外は日本に対してかなり好感度が高かった模様。 貧しくとも、清潔で、幸福そうな庶民を見て本当に無理やり開国させて欧米化するのがいいのか?と言った感想も。
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