商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 吉川弘文館 |
発売年月日 | 2016/03/01 |
JAN | 9784642029292 |
- 書籍
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豊臣政権の権力構造
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豊臣政権の権力構造
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商品レビュー
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本能寺の変による織田政権が崩壊してから、秀吉が全国統一を成し遂げるまで要した年月はわずかに九年。迅速に統一できた要因として、機内を中心とする先進地域を押さえ、経済的に圧倒的優位な地歩を得たことに加え、非殲滅主義が挙げられる。敵対した大名の領土を奪うことはほとんどしなかったのが、秀...
本能寺の変による織田政権が崩壊してから、秀吉が全国統一を成し遂げるまで要した年月はわずかに九年。迅速に統一できた要因として、機内を中心とする先進地域を押さえ、経済的に圧倒的優位な地歩を得たことに加え、非殲滅主義が挙げられる。敵対した大名の領土を奪うことはほとんどしなかったのが、秀吉への徹底抗戦を断念させることにつながった。秀吉に滅ぼされた大名は北条氏ただ一人という事実は大きい。但し、結果として多くの旧戦国大名を政権に内在させ崩壊の因子孕む要因にもなった。本書は、豊臣政権の権力構造及び当時の大名編成の実態を解明しようというもの。新たな視点でこれまでにない分析が施されている。とりわけ三成と一大会戦を行うことによって一気に天下の趨勢を決するという家康の関が原計画。これに対する異説がまことに出色。家康の真の狙いは、同格の存在である「五大老」に対して、秀頼への謀反を口実に諸大名を動員。これを攻撃し滅亡もしくは屈服させて、恩賞に充てるという形で豊臣家の土地を奪って弱体化させ、そのまま大名たちを自分の家臣同然としてしまうことと言う。関が原決戦のような数的に対等な敵との大会戦を行うというリスクを冒すわけがないというもの。かなりの勢いで目から鱗。大河ドラマの「真田丸」が俄然おもしろくなった。
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清華成についての考察と五奉行・五大老の役割の再検討、徳川家康による政権奪取過程。 どれも面白かったけど、中世権力の克服過程としての章があったらもっと面白かったのに。
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