商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 亜紀書房 |
発売年月日 | 2016/02/01 |
JAN | 9784750514376 |
- 書籍
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兵士は戦場で何を見たのか
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兵士は戦場で何を見たのか
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商品レビュー
4.4
8件のお客様レビュー
勇ましい戦闘シーンはほぼなし。イラク戦争における米軍一大隊の被害がドキュメンタリータッチで描かれる。 最後に大隊所属兵士の名前一覧を掲載。当たり前だけど全員生身の人間であることを思い知る。
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死が間近にある戦地イラクでの緊張状態の中、実際に砲撃を受け続け米兵は精神も身体もぶっ壊されていく。生きて帰還してもPTSDで自死を選ぶ者も。入隊者が少なければ犯罪者を免責して取り込む。その犯罪者も極度のストレスに狂っていく。
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「帰還兵はなぜ自殺するのか」の前に読むべき。 ノンフィクションだが、第三者目線ではなく当事者目線で語られるのでまるで映画を見ているよう。 米本土と戦地の兵士たちの温度差を感じる場面の度にやりきれない思いを感じた。 訳者あとがきにあった " 本書の原題「The Good...
「帰還兵はなぜ自殺するのか」の前に読むべき。 ノンフィクションだが、第三者目線ではなく当事者目線で語られるのでまるで映画を見ているよう。 米本土と戦地の兵士たちの温度差を感じる場面の度にやりきれない思いを感じた。 訳者あとがきにあった " 本書の原題「The Good Soldiers」直訳すれば、よい兵士、善良な兵士、立派な兵士、忠実な兵士、といった言葉になる。確かにここに登場する兵ひとりひとりはそういう兵士である。この言葉にフィンケルはまったく皮肉を込めてはいない。国のために戦っている若い兵士、遠い国で命を賭けている兵士はgood soldier以外の何者でもない。しかし、目を閉じれば脳裏には死んだ戦友の姿やいイラクの女の子の姿がスライド・ショーのように映り、不眠に苦しみ、不意に体が震えてくる。そこにいるのは兵士である前に、紛れもなく普通の若者である。" という文章は全ての兵士のことを指していると思った。この本に登場するアメリカ兵はもちろん、全ての戦争で戦ったほとんど全ての兵士が「普通の若者」だったはずだ。そんな普通の若者を戦地に送り込み「goid soldier」にすることの意味を全ての人間がよく考えなければならない。
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