商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2016/01/29 |
JAN | 9784000611060 |
- 書籍
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私の「戦後民主主義」
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私の「戦後民主主義」
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商品レビュー
3.8
7件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
「戦後」の民主主義について、戦中、あるいは戦争終了直後に生きた各筆者が自分の体験談などを紹介しつつ書き記しているとても貴重な視点を得られる本。 一言では言えない、一人ひとりの「戦後」があり、そこで経験した「民主主義」の在り方がある。その一方でまた、私たちが今当たり前のようにとらえている民主主義は、戦争とは切り離せない元のして語られているという共通点がある。 戦争の傷跡をほぼ体験していない私などの世代は普段持ちえない視点だと思ったし、でもその連続性の中に今の日本の民主主義があることを認識するのは大事だと思った。 そして、その民主主義自体に基づいて国を運営するために、さらに学ぶべきことが多いと改めて思った。
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二年前に読んでいたものを 今、一度読み直してみる つい最近 松井久子監督の ドキュメンタリー映画「不思議のクニの憲法」 のリニューアル版を観た その一週間後に 姜尚中さんのお話を聞く機会があった それで では、ちょいと復讐 いや復習ということで 手にしてみた 38名の方の...
二年前に読んでいたものを 今、一度読み直してみる つい最近 松井久子監督の ドキュメンタリー映画「不思議のクニの憲法」 のリニューアル版を観た その一週間後に 姜尚中さんのお話を聞く機会があった それで では、ちょいと復讐 いや復習ということで 手にしてみた 38名の方のメッセージが 載せられているのですが そのうちのお一人 中村哲さんのメッセージの 冒頭に ー戦後の良識を代表する司馬遼太郎は 「今は敗戦より悪い」という言葉を 遺して逝った。 と綴っておられる あれから二年 いや ますます悪くなっている と 思ってしまった
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いわば、私自身にとっての民主主義とは、疑問に思ったことを納得できるまで聞くことができることだった。(無着成恭:p48) 夫の横暴を泣いて耐えるしかなかった母の姿は、「弱い者を守る」ことこそ民主主義の基本だ、と私に強く信じさせた。 もちろん、それは「愛する人を守るために戦う」と戦...
いわば、私自身にとっての民主主義とは、疑問に思ったことを納得できるまで聞くことができることだった。(無着成恭:p48) 夫の横暴を泣いて耐えるしかなかった母の姿は、「弱い者を守る」ことこそ民主主義の基本だ、と私に強く信じさせた。 もちろん、それは「愛する人を守るために戦う」と戦争を美化することとは全く違う。こういう言い方は、戦争という大きな出来事を個人のレベルの話にすりかえて正当化しているのだ。それは少しも「弱い者を守る」ことになっていない。(赤川次郎:p92)
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