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アメリカの奴隷制を生きる フレデリック・ダグラス自伝
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 彩流社 |
発売年月日 | 2016/01/16 |
JAN | 9784779121944 |
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アメリカの奴隷制を生きる
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アメリカの奴隷制を生きる
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筆者のフレデリック・ダグラスは1818年生まれで、1895年の70代半ばまで生きた人である。彼は奴隷として生まれ、奴隷として暮らしたが、20歳のときに逃亡に成功した。彼は自伝を3冊書いているが、本書は1845年に書かれた彼の最初の自伝の翻訳書である。 アメリカ南北戦争は、1861...
筆者のフレデリック・ダグラスは1818年生まれで、1895年の70代半ばまで生きた人である。彼は奴隷として生まれ、奴隷として暮らしたが、20歳のときに逃亡に成功した。彼は自伝を3冊書いているが、本書は1845年に書かれた彼の最初の自伝の翻訳書である。 アメリカ南北戦争は、1861年から1865年にかけてのことであり、これを契機に奴隷制は廃止されることになるが、彼が奴隷として生きた1800年代の前半は、少なくとも彼が暮らしていたアメリカ南部諸州では、奴隷制度は、むしろ拡大期にあったようである。 訳者あとがきに、「奴隷制の本質は何か」ということを訳者が論じている。 一つは家族の紐帯の破壊である。ダグラスは奴隷であった母親と、奴隷の所有者であった白人の父親の間に生まれている。そして、生まれた間もなく遠くへ売られ、母親と切り離されている。奴隷の主人であった父親との関係に親子の情があったかどうかは別として、父親からも切り離され、すなわち、家族という枠を破壊された中で育っている。 第二は、奴隷の人間性を否定する、主人である白人の奴隷に対する扱いである。黒人から一切の教育の機会を奪い、ただただ白人の言うことに従うように育てられるし、また、反抗すれば、あるいは、単に何らかの不手際があった場合には、鞭で打たれる等の制裁が加えられる。すなわち、人間としての主体性を否定されながら育ち暮すことになるのだ。 この二つの本質を表すようなエピソードが、ダグラスの自伝の中には多く書かれている。このようなことがあってはならない、という想いを強く感じさせる自伝である。
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奴隷制の実態をフレデリックの体験談から物語のようにスラスラと読め知ることができた 優しかった人間も簡単に豹変してしまう社会の風潮や空気が怖い 自らの罪悪感を消すため宗教に頼り自分を正当化し更に残虐性に拍車がかかる 人って脆い生き物だ 皮肉に思えたのが人は最悪の環境にいると目の前...
奴隷制の実態をフレデリックの体験談から物語のようにスラスラと読め知ることができた 優しかった人間も簡単に豹変してしまう社会の風潮や空気が怖い 自らの罪悪感を消すため宗教に頼り自分を正当化し更に残虐性に拍車がかかる 人って脆い生き物だ 皮肉に思えたのが人は最悪の環境にいると目の前の生活のことを考えることで手一杯になり、 逆に比較的恵まれた環境にいると思考が働くようになり不満が募っていくといったフレデリックの経験談
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大学の授業で使用 伝記が基本なんだろうが物語の要素も感じた。 いずれにせよ、アメリカの奴隷制の歴史は人類にとっての大きな過ちであることに気付かされる。 人間の所業とは思えない。
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