商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2015/12/01 |
JAN | 9784122062054 |
- 書籍
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商品レビュー
3.4
11件のお客様レビュー
人生の確固たる目標があると、 実現に向けて真っ直ぐ生きていける。 でも、そんな状態は本当にあるだろうか。 昨日魅力的に見えた将来の夢が、 翌日には違う夢が輝いて見えたりする。 手につかんだと思った想いが、 いつの間にか消えてしまうこともある。 自分の中に色んな自分がいるように、 ...
人生の確固たる目標があると、 実現に向けて真っ直ぐ生きていける。 でも、そんな状態は本当にあるだろうか。 昨日魅力的に見えた将来の夢が、 翌日には違う夢が輝いて見えたりする。 手につかんだと思った想いが、 いつの間にか消えてしまうこともある。 自分の中に色んな自分がいるように、 自分を取り巻く周囲の世界が 日々変わり続けるように、 ひょっとしたら目標や夢も 変わり続けるものかもしれない。 美術館で新米学芸員として働く 今田弾吉君が主人公。 つい「君」とつけたくなるような、 大学時代は応援団長だった気持ちのいい大男。 先輩にこき使われ、仕事の悩みは尽きない。 そんな大男の周りに集まる者たちは、 誰も彼も迷いやひっかかりを持っている。 そう皆「準備中」のような宙ぶらりんの状態にある。 でも人生って、ずっと「準備中」なのかも。 確信を持って生きる時間の方が 少ないのかもしれない。 それでも目の前のことに懸命に生きる。 こっちの方向に行けたらいいなあと ぼんやり検討つけながら、 次から次へと訪れる出来事に食らいついてく。 それでいいのかもしれない。
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自分のやりたい事を仕事にするとは…と仕事をしている身としては色々考えてさせられる本でした。 主人公とマサヒコの光と影のような対比になっているやり取りが好きです。 ただ男女が2人で仲良くしていたらすぐ恋愛の話を絡めてくるのにはモヤっとしました。 終盤は登場人物たちそれぞれの事...
自分のやりたい事を仕事にするとは…と仕事をしている身としては色々考えてさせられる本でした。 主人公とマサヒコの光と影のような対比になっているやり取りが好きです。 ただ男女が2人で仲良くしていたらすぐ恋愛の話を絡めてくるのにはモヤっとしました。 終盤は登場人物たちそれぞれの事情なのどが分かってきた所で話が終わってしまうのでスッキリした気持ちで読み終われなかったのが残念。続編があれば読みたいです。
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美術館が舞台という意外性以外は普通かな。 読んで面白かったです。 でもオススメかと言うと自分は疑問です。
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