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「意地悪」化する日本
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「意地悪」化する日本

内田樹(著者), 福島みずほ(著者)

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「意地悪」化する日本

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2015/11/01
JAN 9784000610988

「意地悪」化する日本

¥1,760

商品レビュー

3.7

19件のお客様レビュー

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2024/11/17

福島さんのほうから内田さんに時勢の難局を乗り越えるための知恵を乞いにいった体の対談ということもあってか、対談であるものの内田さんのしゃべりが多い。そしてあくまでもそれは解説や評論であって、内田さん自身の気持ちかというとどうなんだろうって感じがしてしまった。内田さんって、わりと好き...

福島さんのほうから内田さんに時勢の難局を乗り越えるための知恵を乞いにいった体の対談ということもあってか、対談であるものの内田さんのしゃべりが多い。そしてあくまでもそれは解説や評論であって、内田さん自身の気持ちかというとどうなんだろうって感じがしてしまった。内田さんって、わりと好きな論客なはずなんだけど、男と女のことなんかも解説モードで話されるとちょっと鼻白んでしまう。 対する福島さんのほうが、自分の信念に基づき引けないところを引かずにいるのに対し、世のなかでの立場は悪くなっていくなかでそれはなぜなのか、なぜ正義がまかり通らないのかというところで苦悩しながら戦っている感じがした。社民党の凋落を思うと、福島さんの頑固さが招いているようにも思っていたけど、信念に基づいての言動だということがわかってそれならば行くべき道を行くのみだと思った。そして苦しい立場にありながらも福島さんが続けていられるのは、連れ合いとの支え合いが大きいのだろうな。 この本が出たのは2015年だけど、この頃って安倍くんの横暴が際立っていた時代だけど、一方でそれに危機を覚える人たちの声も高まっていた時期だったんだなあとも思った。「SEALDs」なんて久々に見聞きした。さらにコロナ以前、トランプ以前でもある。そして横暴を働いていた安倍くんはこれまた驚くようなかたちでいなくなり、それで落ち着いたかといえば、むしろ混迷深まっている感じがする。そして人々はやっぱり「意地悪」化している。自分も巷で暮らしていて「こういうことする人たちと同じ世界で暮らすのってつらい」と思うことしばしばである。

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2024/05/28

(2016/5/25) 親米官僚システムを破壊しながら、ポチのようにアメリカに尻尾を振る安倍政治。 前者については応援するものであり、後者には目をひそめていた。 先日私が得た結論は、安倍氏は現在のアメリカをトップとする国体から、 元の天皇をトップにする国体に戻したいだけ。 二世三...

(2016/5/25) 親米官僚システムを破壊しながら、ポチのようにアメリカに尻尾を振る安倍政治。 前者については応援するものであり、後者には目をひそめていた。 先日私が得た結論は、安倍氏は現在のアメリカをトップとする国体から、 元の天皇をトップにする国体に戻したいだけ。 二世三世のお殿様の独りよがり。これに取り捲きが相当ついてきているだけ。 てな思いでいるのだが、 尊敬する内田 樹氏は考え方はいっしょで、これを深く掘り下げる。 そこに社民党元党首の福島みずほ氏が食いつく。 筋は通っている。 タイトルになっている意地悪は、カモフラージュのようだ。 要するに、今年の参議院議員選挙で安倍氏を退陣に追い込まないと大変なことになる!と言いたい本なのだ。 まあ、緊急事態を煽って憲法をないがしろにし、国会では下品なヤジをとばす首相には、 当初持っていた期待をこれ以上続けることはできない。 日銀がマイナス金利で手詰まりで日経平均も下げ基調、パナマ文書ではないが一部の金持ちばかりが甘い汁をすい、 待機児童に待機老人で働ける人が安い給料でどんどん疲弊する今日。 サラリーマンのように企業に寄り掛かるのでなく独立起業しなければ日本に活力は生まれない、 その方向性は正しいと思いつつ、それでも今の年収格差+社会保障の薄さには、 今の社会を維持できない不安定さを感じる。じり貧。 そこに18歳選挙民がどうパワーを発揮するか。 あっさり自民を勝たすのか? 確かに対抗する勢力であるべき民進党はぼろを出し続ける。共産党が輝いて見える情けなさ。 検察によってボロボロにされた小沢さんを、つまりかつての野武士自民党田中派をもう一度復活 させることはできないのか。 官僚軍団の福田派の流れをなんとか止めなくては、また暴走してしまいそう。 面白い本。

Posted by ブクログ

2022/08/26

安倍さんと橋下さんを反知性主義者として語っているのが面白い。 どれだけ論理が通ってなくても、権力者が言ってるのだから何か裏があるのだろう、と聴者が憶測でその人の発言を信じ込んでしまうことがある、という話には納得。

Posted by ブクログ

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