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ゼロ(上) 角川文庫
968円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
| 発売年月日 | 2015/12/01 |
| JAN | 9784041025079 |
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ゼロ(上)
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商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
マルク・エルスべルグ『ゼロ (上)』角川文庫。 近未来社会派サスペンス小説の上巻。 近未来というよりも現代最先端のIT技術に基づいたリアリティあふれる社会派サスペンス小説と言った方が正解かも知れない。 着想は面白いが、ストーリーは今一つだろうか。 SNSやネットの世界では...
マルク・エルスべルグ『ゼロ (上)』角川文庫。 近未来社会派サスペンス小説の上巻。 近未来というよりも現代最先端のIT技術に基づいたリアリティあふれる社会派サスペンス小説と言った方が正解かも知れない。 着想は面白いが、ストーリーは今一つだろうか。 SNSやネットの世界では個人情報の匿名性が失われ、いつ犯罪に巻き込まれるか解らない問危険な状況に陥っている。IT技術の進歩にセキュリティや法令が追い付かないのだ。個人のメールアドレスなどは絶対にネットショッピングの会社などから流出しているのだろうし、我々が使用する検索エンジンやアプリの履歴と個人情報がネット企業に商業目的で利用されているのだろう。 家族を伴い、ゴルフ場で休日を楽しんでいたアメリカ大統領をカメラを搭載したドローンが襲撃し、その様子がリアル配信される。犯行を行ったのはアノニマスグループの『Zero(ゼロ)』で、彼らはビデオでネット社会の問題点を伝え続ける。 デイリーの記者シンシア・ボンサントが大統領襲撃事件を取材する中、娘のヴィオラの同級生がシンシアのスマートグラスを使用したことが切っ掛けで凶悪犯により射殺される。 事件の背後には世界最大級のネット企業『フリーミー』の存在があり、『フリーミー』はスマートグラスとアプリを介し、個人情報を収集していた。 本体価格880円(古本100円) ★★★★
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ドローンがアメリカ大統領を襲撃する映像が、匿名グループ「ゼロ」によってネット上に流出した。ただちにFBIとNSAは捜査を開始。 一方、ロンドンではスマートグラスを装着した少年が指名手配犯を追跡、犯人に射殺されるという事件が起きた。 「ゼロ」の関与を疑うジャーナリストのシンシアは彼...
ドローンがアメリカ大統領を襲撃する映像が、匿名グループ「ゼロ」によってネット上に流出した。ただちにFBIとNSAは捜査を開始。 一方、ロンドンではスマートグラスを装着した少年が指名手配犯を追跡、犯人に射殺されるという事件が起きた。 「ゼロ」の関与を疑うジャーナリストのシンシアは彼らの正体を突き止めるべく調査を始めるが、次第に巨大な組織の影が忍び寄ってくる。 (あらすじより) インターネット社会でのプライバシーや情報主権についてが主題の超近未来SF。 登場する機械やサービスはすでにあるものがほとんど。 少し違うのは現在より高性能、高機能な点だ。 面白いところは架空のIT企業「フリーミー」があらゆる個人情報を集めて管理してくれて、それをもとにアクトアプリがより良い生活、クールな少年・少女になるためのアドバイスを与えてくれる。 それによって価値(人間格付け)が上がり、その個人のデータを企業がお金を出して買うシステムが出てくるところだ。 個人のパラメーターによってランク付けされるのはバクマン。の「この世は金と知恵」に似てる。 それが価値としてお金になるのは、はじめしゃちょーが炎上した「VALU」に似てる。 フリーミーはIT企業に搾取される個人情報を自分で把握し、価値を高める方向で管理できる点が魅力として書かれている。 それを助けてくれるのがアドバイスをしてくれる各種のアクトアプリ。 分野ごとにアクトアプリがあり、興味のあるアクトアプリをインストールすることで自分を高めるためのアドバイスを貰うのだ。 問題は、「(自称)統計的に算出してる」とはいえアクトアプリのプログラムを書いた人間の意思によって操られているのではないか? という点だ。 今日のGoogleの検索結果だって「日本」と検索しても人によって表示される結果は異なる。 アップデートを重ねているとはいえ恣意的な情報操作が絶対にないと言い切れるのか? そんな疑念を象徴するように繰り返されるワードがある。 「ようこそパラノイアへ!」
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※このレビューにはネタバレを含みます
あらすじ インターネットの匿名グループ「ゼロ」は、アメリカ大統領を襲撃した映像を流す。ロンドンでは、ウェアラブルコンピューター、(スマートフォン、スマートグラスなど)を装着した少年が巻き込まれた事件の真相を、女性ジャーナリストが追う。このコンピューターのアプリは、個人の情報を収集し、アドバイスし、未来まで予想し、世界中でのランキングをつけるものだった…。
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