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カンバセイション・ピース 河出文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2015/12/01 |
JAN | 9784309414225 |
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カンバセイション・ピース
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商品レビュー
4.5
6件のお客様レビュー
場面はほぼ家、なのに時間旅行をし、宇宙旅行をし、概念にまで行き着く。生と死とか、目に見えないものとか、時間とか記憶とか、追体験しているようで全く新しい体験ができる本。ストーリーは無いです。名言を抜き出せと言われれば難しいけれど、きっと意図せず体感できる。いつか思い出せる。
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作中にもあるが「何かについてわからない・考えてみる、という時にすぐ答えを出す・探すのではなくて、考え続けるというところに踏ん張ってとどまる」ことを小説化するのが保坂和志の文体であって、その中でもかなり長い時間思考したその"長い時間そのもの"が「カンバセイショ...
作中にもあるが「何かについてわからない・考えてみる、という時にすぐ答えを出す・探すのではなくて、考え続けるというところに踏ん張ってとどまる」ことを小説化するのが保坂和志の文体であって、その中でもかなり長い時間思考したその"長い時間そのもの"が「カンバセイション・ピース」である。と言ってみたところで気付くのがそういう要約とか俯瞰みたいなものは「考え続ける時間そのもの」と真逆に位置するのだからこの小説のことをあらわしていることにはならないということで、だからもう読むしかない。読むという行為に流れる時間は気づかないうちに「私」が世界についてを考え続ける時間になっていって、それはいつのまにか世界が発生してからいつか来たる終わりまでの悠久なる時間について想いを馳せることと相似関係になっている。私たちは時間を俯瞰することが厳密にはできない。それは時間の外に立つことであって、私たちは時間の外には出られないからだ。 チャーちゃんの死を反転させる「私」の思考は、この、すべてのものは時間の中にいるという考えをして、物質世界というよりもむしろ観念的な世界に対抗しようとしている。気がする。なんとなく、チャーちゃんもまた生きているような気になってくる。読んでない人にこの感覚を説明することはできない。読んだからと言ってなにかがわかるわけでもない。しかし、だからこそ、読まないとわからないのだ。
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読み終えるのにすごく体力いった。これは一気読みするのではなく、たらたら読みつつ、思い出しては読んでがいいと思った。ところどころうーん、とうなるようなところがあったり、心の琴線に触れるような表現があったりして、読んでよかったとおもう。「よく眠ってる」のところ、すごくいいです。
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