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天下統一 秀吉から家康へ 講談社現代新書2343
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天下統一 秀吉から家康へ 講談社現代新書2343

黒嶋敏(著者)

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天下統一 秀吉から家康へ 講談社現代新書2343

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2015/11/20
JAN 9784062883436

天下統一 秀吉から家康へ

¥880

商品レビュー

3.5

5件のお客様レビュー

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2020/10/25

秀吉から家康に引き継がれた、日本全体を一つの権力が治め、それに全ての地方領主等が服従するという一大事業を、「武威」という観点から捉え、更にそれを対外的な外交交渉にも応用しようとしたことが述べられている。 「武威」とは、自らの武力を背景に、服従する者は寛大にそれを許し、反抗するも...

秀吉から家康に引き継がれた、日本全体を一つの権力が治め、それに全ての地方領主等が服従するという一大事業を、「武威」という観点から捉え、更にそれを対外的な外交交渉にも応用しようとしたことが述べられている。 「武威」とは、自らの武力を背景に、服従する者は寛大にそれを許し、反抗するものは徹底的に武力によって懲らしめるという概念である。秀吉の驚異的な速度での「天下統一」はそれによって達成された。しかし、表面的に服従する者を許すため、臣下への支配力は弱く、政権の安定に苦心することとなる。 確かに、真の天下統一が達成されたのは、徳川政権以降ということになろう。 また、秀吉、家康両政権とも、この「武威」の論理を朝鮮、琉球等周辺諸国にも適用しようとするが、曲がりなりにもうまくいったのは琉球ぐらいで、あとは御承知のとおりである。 「武威」とは権威、威信である以上、自らが常に上位者でなければならず、上下関係と体面を非常に重んじることになり、その点で、限界がある。また、秀吉も家康もその基本的な姿勢が同じであることも強調されている。

Posted by ブクログ

2017/02/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本書は、従来個別に論じられてきた戦国~江戸時代の「朱印船貿易」や、島津氏による琉球王国への侵攻を、天下統一への流れの中でとらえ直した作品です。キーワードは「武威」の論理と「琉球」からの視点。ぜひ姉妹編の『琉球王国と戦国大名』(吉川弘文館)と合わせてご一読下さい。(^^)!

Posted by ブクログ

2016/05/07

戦国時代、天下統一を成し遂げたのは、豊臣秀吉と徳川家康。2人の天下統一プロセスを比較し「天下統一」とは何か、を分析したのが本書。 一代で天下統一に至った2人が次に重視するのは日本中の大名を抑えることができる「武威」だ。戦う気さえ起こさせない、格の違いを見せつければ、天下統一を将...

戦国時代、天下統一を成し遂げたのは、豊臣秀吉と徳川家康。2人の天下統一プロセスを比較し「天下統一」とは何か、を分析したのが本書。 一代で天下統一に至った2人が次に重視するのは日本中の大名を抑えることができる「武威」だ。戦う気さえ起こさせない、格の違いを見せつければ、天下統一を将来の子孫にも引き継ぐことができる。その武威の証明を秀吉も家康も日本国外に求めた点で一致している。 とはいえ、秀吉は朝鮮に攻め込んだものの、追い返される失態。その反省を踏まえ、家康は朱印船貿易や対馬から朝鮮との交渉、鹿児島から沖縄を支配するなど、平和的な手段で日本国王という地位を確立する。 かくして対外交渉のバトンは秀吉から家康へ受け渡され、天下統一は完成した。

Posted by ブクログ

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