世界の壁は高くない 海外で成功するための教科書

鳩山玲人(著者)

• 販売会社／発売会社: 廣済堂出版
• 発売年月日: 2015/11/01
• JAN: 9784331519820

商品レビュー

2025/10/22

6. サンリオのコンセプト「SMALL GIFT BIG SMILE」

20. 現地の人々との「目に見えない」文化の違いの存在。どんな違いがあるのかをまずは知り、それに対処すること、もしくは、受け止めて、良い意味であきらめることが大切

25. どんなに英語が上手に話せたとしても、コンテクストがお互いに理解できていないと、とんでもないピント外れのコミュニケーションになったり、相手の言っていることが正しく理解できなかったりするものです

25. コンテクストの違いが存在している、と認識しておくことです。そして、少しずつ、そのコンテクストの違いを理解して、自分の中に蓄積していくことです

43. 「Be different(個性的であれ！)」

46. 「あなたの生き方や考え方はリスペクトする。でも、私はこう考える」

48. 相手の事情を、相手の当たり前を認識する

56. 米国映画では、スーパーヒーローは世界を救います。しかし日本映画なら、やはり日本を救う映画が多い

58. 世界で起こっていることを「肌で体感する」と、次に起こることをもっと理解でき、リアクションをとりやすくなります

63. 海外ではトレンドを感じるだけでなく、そうした変化のスピードが圧倒的に速い

65. マーケティングの際は必ず、併せて郊外も廻ること

69. 米国人の交渉は何が違うのかというと、交渉のテーブルに着く前に、交渉のポイントをしっかりまとめている点。どこで妥協できるか、を決めています

71. 契約書というのは、先に出すほうが優位になりやすい側面がある

76. 米国の交渉は、外部のプロフェッショナルに任せつつ、自分の言葉でも交渉するという、二本立てでいく

82. その国の人々の気質は、小売のスタイルにも反映されます

98. 監督の役割と、オーナーの役割と、コーチの役割と、選手の役割は違う

100. 海外で事業を行うにあたって、取り組むべきもっとも重要な事項は、「現地化すること」。現地に合わせて、現地での最適なビジネスモデルや組織をつくり上げていくこと

103. 現地の消費者感覚がわかるのは、日本人ではなく、現地の人です

115. グローバル戦略を考える場合、自分たちが成長市場か、成熟市場か、どちらにリソースを張りたいのか、しっかりと吟味して参入を検討するといいでしょう

125. 「この人がいい」というような人材にはすぐには出会えませんので、常に採用をすることを念頭に置いて人と会うことが後々役に立ちます

140. いいマネージメントチームをつくるには、ビジョン、つまり会社としてどうしていきたいか、ということを、チームのみならずリーダーのポジショニングや人生まで含めて考えてマネージしてあげることが極めて重要

149. ハイレベルなマネージメントを行うということは、つまり、マイクロマネージメント(管理者である上司が部下の業務に強い監督・干渉を行うこと)はせず、現場への権限委譲を進めるということ

152. 日本の感覚や経験からは「これはおかしいかも」と思うことでも、一度やらせてあげることも必要

153. いっしょにつくった自分たちの戦略を自主的に現地でやってもらい、人事権や裁量権を与えてあげます。自分たちの領域をつくってあげたほうが部下は活躍しやすいのです。その代わり、しっかり結果を問います

160. 評価は相手にしっかり伝えるべき

175. 感情をつなぐ「エモーショナル・コネクション」には、「ストーリーテラー」(物語や体験談を通して、メッセージを伝える)になることも必要です

181. グローバルに活躍するビジネスパーソンにもっとも必要とされるもの、私はそれこそが、志だと思っています

188. グローバル社会では、自分が転職先で活躍できるイメージやスキルを、しっかりもてるか、ということを常に意識することが求められます

192. 自分の経験を客観的に棚卸ししておくのです

208. 日本の教育は、「コンテクストを理解する教育」だ。どう解釈するかということのほうに重きを置かれている傾向がある

210. 自分自身の壁の厚さをどう破っていくか。それこそがもっとも高く分厚い壁なのではないかと思う

211. 重要なことは「不安定に慣れる」

216. きちんとした意識をもって、人生を選択していくことだと考えています

2025/07/20

オーディブルで聴いたもの。
海外で働くためのマインドや実例などが語られていた。マインド面では、英語をうまく話そうとしなくていいことや、国境や国対国の考え方の違いを理解するのが大事であることなどは参考になった。

海外で働く機会を目指している人にはおすすめだが、それ以外の人には特段刺さらない内容だと感じた。