商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | パイインターナショナル |
発売年月日 | 2015/11/01 |
JAN | 9784756246929 |
- 書籍
- 書籍
北欧の挿絵とおとぎ話の世界
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
北欧の挿絵とおとぎ話の世界
¥3,190
在庫あり
商品レビュー
4.6
9件のお客様レビュー
表紙はカイ・ニールセン「12人の踊る姫君」 12人の姫君が森を抜けて踊りにでかける。ニールセンの好きな垂直の構図である、とある。ずっとずっと昔、ニールセンの絵にひかれて画集を買ったことがあるのだ。 ・カイ・ニールセン 1886-1958 デンマーク、コペンハーゲン生まれ。19...
表紙はカイ・ニールセン「12人の踊る姫君」 12人の姫君が森を抜けて踊りにでかける。ニールセンの好きな垂直の構図である、とある。ずっとずっと昔、ニールセンの絵にひかれて画集を買ったことがあるのだ。 ・カイ・ニールセン 1886-1958 デンマーク、コペンハーゲン生まれ。1904年、パリに出て絵を学ぶ。芝居のシーンをスケッチするのが得意だったから、挿絵に興味を持った。ビアズリーに強い影響を受ける。20世紀にはいると絵本の黄金時代となり、ラッカム、デュラックに続いて絵本画家をめざす。1912イギリスに向かう。そして「おしろいとスカート」1913、「太陽の東、月の西」1914で人気を集めた。第一次世界大戦の後には「ハンス・アンデルセンの妖精物語」1924、「ヘンゼルとグレーテルとその他のお話」1925を出した。 解説は海野弘氏。ノルウェー、アイスランド、デンマークはイギリス、フランスの影響が強く、スウェーデン、フィンランドはロシアなどのスラブ圏の影響が強いとある。またゲルマン・北ドイツともかかわりが深く、「北欧」は北ドイツを含むこともあり、「北欧神話」と「ゲルマン神話」はほとんど重なっている。 また、ワーグナーがオペラ「ニーベルンゲンの指輪」を作った時、ドイツの伝説だけでなく北欧の伝説を取り入れて物語を構成した。それを一つのきっかけとして「北欧神話」は「ゲルマン神話」に統一され、乗っ取られてしまった。「北欧神話」がそのゲルマン化から解放され、北欧諸国ののびのびとした想像力のうちに開放されるのは、第二次世界大戦以後のこと。 また歴史と文学事項、とりあげた作家の生没年棒グラフがいっしょになった表があり、これがわかりやすい。 とりあげた挿絵画家は、 :カール・ラーション1853-1919(Sw) :テオドール・セヴェリン・キッテルセン1857-1914(No) :エルサ・ベスコフ1874-1953(Sw) :ヨン・バウエル1882-1918(Sw) :カイ・ニールセン1886-1958(De) :ルドルフ・コイヴ1890-1946(Fi)(両親はフィンランド人だが、ロシアペテルブルグ生フィンランド育ち) :グスタフ・テングレン1896-1970(Sw) :トーベ・ヤンソン1914-2001(フィンランド人の父、スウェーデン人の母のもと、ストクホルムでデザインを、フィンランドで絵を学ぶ。フィンランドでスウェーデン語を話す少数派。) ムーミンの原画は柔らかい色彩で幻想的だ。アニメは線も色もクッキリで原画の雰囲気とは随分ちがっている。 2015.11.25初版第1版 図書館
Posted by
見るだけで楽しめる本です。 北欧のおとぎ話といってもアンデルセンの童話ぐらいしか読んだことが無い私ですが、タイトルだけは知っているというものもありました。最後にトーベ・ヤンソンの『ムーミン』が載っています。 ニールセンの挿絵が美しい。 北欧の文化や歴史にも興味が湧きます。
Posted by
そのおとぎ話を知っていても知らなくても、その挿絵を初めて目にしたとしても、充分満足できる綺麗な本。 コミカルな格好をした登場人物にクスッてなり、幻想的な風景に圧倒された。
Posted by