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黒蝶のサイケデリカ(上) オトメイトノベル
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黒蝶のサイケデリカ(上) オトメイトノベル

秋月鈴音(著者), 結賀さとる, アイディアファクトリー株式会社

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黒蝶のサイケデリカ(上) オトメイトノベル

1,430

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 一二三書房
発売年月日 2015/11/01
JAN 9784891993665

黒蝶のサイケデリカ(上)

¥1,430

商品レビュー

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2016/05/31

夏にこの作品の舞台を見るので、予習のため読んだ。もとはゲーム作品のノベライズというのは承知だったのだけど、とにかく話が分かりづらい。語り手がころころ変わるし、最初の登場人物紹介で、ふーん、こんな感じのキャラなのねーと大体把握して臨んだはずが、自分視点になったとたんに本音ダダ漏れで...

夏にこの作品の舞台を見るので、予習のため読んだ。もとはゲーム作品のノベライズというのは承知だったのだけど、とにかく話が分かりづらい。語り手がころころ変わるし、最初の登場人物紹介で、ふーん、こんな感じのキャラなのねーと大体把握して臨んだはずが、自分視点になったとたんに本音ダダ漏れで最初の印象と違う言動をするので、それぞれのキャラ像が掴めず混乱する。基本のイメージが定着してからネタバラシしないと、ただの情緒不安定な人にしか見えない。隠れ家の4人の男性のキャラの違い、ほとんどわからないよ?リーダー役だという緋影からはリーダーシップ全く感じないし、社交的なはずの鴉翅はシニカルで底意地悪いし。唯一評価できるのは、主人公の女の子が能天気な発言してイラっとする度に、すかさず他のキャラがこちらの苛立ちを代弁するように辛辣に返す時でしょうか。 と、微妙かな、と思って読んでいたところ、著者の後書きを見てびっくり。どうやら、この本を読む人はゲームプレイ済みの人がほとんどだろうから、ゲームでは描かれきれなかった登場人物にフィーチャーして内面を描いてみたと。物語の早い段階で、鴉翅や山都に不自然に焦点を当てていた理由はわかったけれど、ゲームをしてないと本筋を理解できないなら、それは「黒蝶のサイケデリカ」という名の「小説」ではないと思う。 作品世界としては色々とどんでん返しもありそうで面白そうなんだけど、小説としては成立していないと思ったので、星2つ。

Posted by ブクログ

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