商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2015/11/08 |
JAN | 9784167904883 |
- 書籍
- 文庫
密室蒐集家
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密室蒐集家
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商品レビュー
3.5
21件のお客様レビュー
ミステリ好き=密室好きでは無い理由…。
2021年9月読了。 ミステリー好きにとって、密室物は大変貴重である。何故ならば、密室トリックほど、作るのに面倒臭くて、読んだ後貶されてしまう可能性が高く、作家泣かせの作風だからだと思う。 何十年か昔の話だが、ある推理作家が手品師に例えて、こう語っていたのを思い出す。...
2021年9月読了。 ミステリー好きにとって、密室物は大変貴重である。何故ならば、密室トリックほど、作るのに面倒臭くて、読んだ後貶されてしまう可能性が高く、作家泣かせの作風だからだと思う。 何十年か昔の話だが、ある推理作家が手品師に例えて、こう語っていたのを思い出す。 「皆さんは不思議な手品を見ると『スゴ~い!ソレってどんな仕掛けなの?!教えて、教えて!!!』って直ぐに言うでしょう? その言葉を信じて良かれと思って、こちらが教えてあげると『な~んだ、そんな程度の事だったんだ。ちょっと考えりゃ解るネタだね。』『結構くだらない』…と散々にくさすでしょう? それと同じなんですよ。 作家が心血注いで考えた(密室)トリックでも、読了したら『大したこと無かったねぇ~』なんて平気で言ってくるw。 推理作家って、報われない職業なんですww。」 一つ一つのトリックは精緻だと思うが、読み終わってしまうと「なぁんだ、そっかぁ~」とか、「ちょっとズルいなぁ~」なんて、ついつい言ってしまうものです。 そんな理不尽な読者に対して、敢然と挑んできた著者の頑張りに最大級の賛辞を送ります。でも、他の方々が褒めてる「少年と少女の…」は、何となく出だしで分かってしまいました。スミマセン。
左衛門佐
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
昭和から平成まで、5つの密室事件が起こる短編集だが、時間軸を分けた理由がわからず。また、クイズとしては面白いが小説として読むには魅力がない。導入部分は流し読みで何とか耐え、密室の推理が始まってから本腰を入れて読み進めた。
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面白かった。 久しぶりに読後にガッカリしない本が読めて本当に良かった。 犯人探しの手法として、こういう手があったか! 読み進めるうちに、犯人は誰だ?というより、密室蒐集家はどんな(斜め上からの)推理を披露するのかが楽しみになる。
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