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いつまでも若いと思うなよ 新潮新書
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いつまでも若いと思うなよ 新潮新書

橋本治(著者)

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いつまでも若いと思うなよ 新潮新書

836

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2015/10/17
JAN 9784106106392

いつまでも若いと思うなよ

¥836

商品レビュー

3.3

17件のお客様レビュー

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2026/07/23

私が住まう地域の隣町・大和市は、70歳代を高齢者と言わない宣言をした。最近では「人生100年時代」などと言われるようになってきた。そんな社会では、健康で自立した生活を送れる年寄り、あるいは地域社会で一定の役割を果たす年寄り像が求められているのだろう。その結果がこの宣言だ。それでは...

私が住まう地域の隣町・大和市は、70歳代を高齢者と言わない宣言をした。最近では「人生100年時代」などと言われるようになってきた。そんな社会では、健康で自立した生活を送れる年寄り、あるいは地域社会で一定の役割を果たす年寄り像が求められているのだろう。その結果がこの宣言だ。それでは、当の年寄りはどう考えているのだろうか。確かに、誰の世話にもならず、生きがいを持って活力ある日々を送りたい、そしてある日コロリと死を迎えたい、これは高齢者誰しもが望む所である。しかし、それを自治体のリードの元で実現したいと思うだろうか。少なくとも私だったら「人の事は放っておいてくれ」と言いたくなる。だってこれまでに会社のため、社会のためと散々我慢してきたのだから、所属組織のなくなった今だからこそ年寄りらしく気ままで自由に過ごしたいと思う。万一サポートが必要になった時に、静かに援助するのが自治体の役割だと思う。 一口に高齢者と言っても老いの状況には甚だしい個人差がある。だから行政機関が一律に高齢者像を押し付けることに違和感を感じるのだ。老いは病を伴うのが普通だ。身体能力が衰える事を老いというのだから、地域のクリニックが年寄りばかりになるのは当然だ。かくいう私だって、心臓病を抱えて毎日4種類の薬のお世話になっている。私の友人で認知症を発症して、今では奥さんのサポートが無ければ何もできない状況に陥っている人もいる。また、本書の著者のように借金と難病を抱えて日々悪戦苦闘している人もいるのだ。人は様々なんだから、その多様さを認めて放っておいて欲しいと思う。 本書は誰にもいずれは訪れる「老い」を考えるキッカケになる書である。

Posted by ブクログ

2025/09/07

●科学博士の書評指数: 楽しみ度:★☆☆☆☆ 共感度 :★★☆☆☆ 学び度 :★★★★☆ 話題度 :★★★☆☆ お薦め度:★★★☆☆ ●概要: 老いと病をテーマにした自伝的エッセイです.著者は自身の老眼や難病の経験を通じて,「老いは誰にとっても初体験であり、経験値が通用しない」...

●科学博士の書評指数: 楽しみ度:★☆☆☆☆ 共感度 :★★☆☆☆ 学び度 :★★★★☆ 話題度 :★★★☆☆ お薦め度:★★★☆☆ ●概要: 老いと病をテーマにした自伝的エッセイです.著者は自身の老眼や難病の経験を通じて,「老いは誰にとっても初体験であり、経験値が通用しない」と主張します.若さへの執着を手放し,老いを受け入れる過程や,死に対しても「無駄と割り切る」哲学的な考えも紹介されております.老いと向き合う覚悟と知恵を読者に伝えようとしている本であります. ●感想: (1)最も印象に残った記述が,葛飾北斎が「富嶽36景」を描いたのが70を過ぎた時で,90歳まで現役の絵師だった,という事実.90歳まで創作活動を続けるという事に憧れを感じます. (2)年をとることを「アクが溜まっていく」という表現をしている点になんとなく納得感を得る.植物の場合は,新芽の時はアクがなく,成長する毎にアクが溜まっていく,そして最後は枯れるという流れに例えている.しかし,筆者は「アク」を悪いものとは考えていない,「アク」こそが「自分」であると肯定的に見ている.では,この「アク」をどうよりよく社会に生かしていくのかという方法論を考えてみたいと思った. (3)著者の体験から,年をとることでの悪い点として,若者への対応方法,見栄,自己の老いへの理解不足(いつまでも頭だけが若い)といった事は気をつけなければと思うのでありました.しかし,自己が老いに対してどれだけ冷静に対応できるのかについて自身がありません.

Posted by ブクログ

2021/02/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

萩原魚雷の本で紹介されていたもの。 本書の中でも本人が書いていたが、色々なところで著書や本人のことが紹介されているらしい。 確かに読んだことはなかったけど、橋本治という名前は何度も聞いたことがあった。 「老い」というものの受け入れ、どのように自覚するかといった考え方が納得のいく部分があった。 『老いながら、「自分の老い」を発見し続けるのですから、誰もが「自分の老い」の前ではアマチュアなのです。』 『つまり、分かったようなことを言っても、自分の老いの形はそんなによく分からないということです。』 自身の変化って確かに人に指摘されて初めて気が付くことが多い。ネガティブにとらえられがちな「老い」に関してはなおさらである。 「中年」という言葉もポジティブな響きはあまりない。ただ、若者にはない経験値を携えたものという意味合いを含ませることができれば、決して「中年」はネガティブではないはず、と自分にしみわたらせることにした。 本書の最後あたりの猫の死に方、人間の死に方といった部分は考察が鋭くて、表現が上手だなあと感じた。 部分的に感じたことはたくさんあっても、それをいざ言葉にして表現するのが難しい。それをしてくれると、「そう、そう!」ととても共感できる。 「考えるのは無駄だよ」と言われながらも、「生」のほうからの「死」をこれからも意識して生きていくんだろう。

Posted by ブクログ

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