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勇気の花がひらくとき
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勇気の花がひらくとき
¥1,320
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商品レビュー
4.4
11件のお客様レビュー
偶然が積み重なって今命があること。 繰り返される出会いと別れ。 自分の在り方。 「やさしいライオン」に、やなせ先生が育ての親を慕う想いが込められているのかと思うと胸が熱くなる。 自分の跡取りとしてではなく、やなせ先生の気持ちを尊重し、応援し、美術系の学校にまで通わせてくれた育て...
偶然が積み重なって今命があること。 繰り返される出会いと別れ。 自分の在り方。 「やさしいライオン」に、やなせ先生が育ての親を慕う想いが込められているのかと思うと胸が熱くなる。 自分の跡取りとしてではなく、やなせ先生の気持ちを尊重し、応援し、美術系の学校にまで通わせてくれた育ての親の大きな愛。 愛は人を育む。
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『勇気の花がひらくとき』 梯 久美子 著 25年春の朝ドラは、「愛と勇気の物語」の『あんぱん』だそうです。やなせたかしと妻・小松暢(のぶ)の物語。これに先行して「COTEN RADIO」の「やなせたかし」を聴いてからすっかりハマってしまい、いまのプチ・マイブームは「アンパンマン」。 やなせたかしは、幼少期に両親兄弟とは死別・離別。徴兵で中国に出兵して「食べるもののない苦しさは、どうにもならない」という原体験をもって戦後帰国。「手のひらを太陽に」や「三越」の包装紙などのヒットはあったものの、その後、鳴かず飛ばず状態が続き、かなり経ってアンパンマンの絵本を制作。「ヒーローなのにちっともカッコよくない」「顔を食べさせるなんて残酷」と関係者から批判され、出版社からも「もうこんな絵本を描かないでください」とまで酷評。ところが、子どもたちには密かなブームで広がり、ようやくアニメ版が放映されたときは69歳。高齢で引退を考えるも、東日本大震災後にアンパンマンのテーマ曲が毎日流されることを知ってからは、94歳で亡くなる直前までペンを持っていたというからすごいです。 「ジュニア版」のため、文字も大きく漢字には全てルビがふってあり、ものの30分ほどで読めてしまいます。一緒に仕事をした著者のあとがきにあるように「アンパンマンは、たまたま生まれたヒーローではありません。悲しいことや苦しいこともたくさん経験し、人間が生きる意味はなんだろうと先生が考えつづけた中から誕生した」もので、深い思索と経験から生み出されたことがよくわかる一冊です。 因みに、「COTEN」では、やなせたかしの思想がすべて盛り込まれているのが映画「いのちの星のドーリィ」と紹介され、これらを知って観てみると、不覚にも「アン泣」してしまいました。(^^)
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子供と一緒に読んでみました。 やなせさんの人となりや半生を知らなかったのでとても興味深かったです。 アンパンマンが誕生するまでは意外に長く、けれどやなせさんのそれまでの半生がアンパンマンを作り出したんだなということがよく分かりました。 著者の梯久美子さんの文章はとても読みやすく...
子供と一緒に読んでみました。 やなせさんの人となりや半生を知らなかったのでとても興味深かったです。 アンパンマンが誕生するまでは意外に長く、けれどやなせさんのそれまでの半生がアンパンマンを作り出したんだなということがよく分かりました。 著者の梯久美子さんの文章はとても読みやすく興味をそそられる書き方でいっきに読めました。 章の始めにやなせさんの詩が出てくるのですが、それがとても良くて。「絶望のとなり」に目頭が熱くなりました。 恥ずかしながら「手のひらを太陽に」がやなせさんだったとも知らず、アンパンマンしか知らなかったので他の作品にも触れてみたいなと思いました。
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