1,800円以上の注文で送料無料

空の拳(下) 文春文庫
  • 新品
  • 書籍
  • 文庫

空の拳(下) 文春文庫

角田光代(著者)

追加する に追加する

空の拳(下) 文春文庫

671

獲得ポイント6P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2015/10/01
JAN 9784167904630

空の拳(下)

¥671

商品レビュー

3.6

11件のお客様レビュー

レビューを投稿

2023/10/12

 角田光代さんのボクシング小説『空の拳』(2012年単行本刊)、文庫化で分冊された下巻です。  上巻以上に試合場面が増え、描写にも質的な変化が見て取れます。試合をするボクサー、観戦する側の観る目も経験を積んで成長し、意図的な濃密さを感じました。  選手の描写で、肩胛骨と筋肉がそ...

 角田光代さんのボクシング小説『空の拳』(2012年単行本刊)、文庫化で分冊された下巻です。  上巻以上に試合場面が増え、描写にも質的な変化が見て取れます。試合をするボクサー、観戦する側の観る目も経験を積んで成長し、意図的な濃密さを感じました。  選手の描写で、肩胛骨と筋肉がそれぞれの意思で踊るように動くとか、観衆の様子で、土砂降りのような歓声だとか、空也目線の状況分析と選手心理の読みが深化している‥?  記者として追うボクサーが複数いて、試合描写が焦点化されないのはある程度当然かもしれません。物語がどう収束していくのかなと思いながら、長い試合場面に神経がやや疲れました(笑)。  でも、ハングリーさやストイックさを感じさせず、優しく爽やかで、希望をもてるような読後感だと思いました。  シンプルで人を魅了するボクシングを、それに打ち込む若者たちを、見事に鮮やかに描いている小説でした。  巻末の沢木耕太郎さんとの特別対談も、とても興味深く読みました。  本書の続編にあたる『拳の先』、さらにエッセイ『ボクシング日和』、さらに×2 沢木耕太郎さんの『一瞬の夏』も、機会を見つけて読んでみたいと思いました。

Posted by ブクログ

2021/10/17

やっぱりボクシング小説はおもしろい!リングの上の熱い気迫が、ビシビシ伝わってきます。殴り合うという単純明快なスポーツの先にある、ボクサーたちの苦悩や興奮が、リアルに感じられました。大満足です。

Posted by ブクログ

2018/12/10

ビッグマウスを批判されながらも、順調にステップアップするタイガー立花。ボクシング雑誌編集者の空也にも、人生の転換期が訪れる。ボクシングに魅了される男たちの姿を描く青春スポーツ小説。 まさに角田光代版『一瞬の夏』。巻末の沢木耕太郎氏との対談は必読ものである。カシアス内藤がガンと闘い...

ビッグマウスを批判されながらも、順調にステップアップするタイガー立花。ボクシング雑誌編集者の空也にも、人生の転換期が訪れる。ボクシングに魅了される男たちの姿を描く青春スポーツ小説。 まさに角田光代版『一瞬の夏』。巻末の沢木耕太郎氏との対談は必読ものである。カシアス内藤がガンと闘い、そして彼の息子がボクシングを始めるとは。『一生の夏』とは言い当て妙だ。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品