櫻子さんの足下には死体が埋まっている はじまりの音 角川文庫

太田紫織(著者)

• 販売会社／発売会社: KADOKAWA
• 発売年月日: 2015/09/01
• JAN: 9784041030011

商品レビュー

2023/09/28

特に人の嫌な部分が見える話。その中で櫻子さんやばあやさんの良くも悪くも真っ直ぐな性格が心地いい。あと人間味のある正太郎の語りにはいつも感情移入してしまう。あと今回もSSが最高すぎて1番好きな話。

2023/06/20

前からうすうす思っていたけれど、作者さん、メンドクサイ頭の悪そうな女子の群れをほんのりディスってる‥？
櫻子さんを読むような民にはこういった人種はいないと思うけど。
あと動物が傷つく話はイヤや…

三匹のおっさん、じゃなくて３ジジが素敵。

2022/05/11

真の巨悪というところへの進み方としては、少し閑話休題的に日常が語られます。学生生活の中での輪と和とその歪み的な話でサブキャラクターたちの深みを出しつつ、九条家にまつわる部分も輪郭を整えつつ、いざ忍び寄る巨悪に対してって感じの巻ですね。北海道グルメが絶妙であるのでなおさら平和感も募る日常ミステリー。さて、最後の部分。おまけの賢人話で薄まっているが、次の巻での大きな対決へのリードとなっているのだろうか。