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よだかの片想い 集英社文庫
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よだかの片想い 集英社文庫

島本理生(著者)

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よだかの片想い 集英社文庫

572

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2015/09/01
JAN 9784087453614

よだかの片想い

¥572

商品レビュー

3.9

95件のお客様レビュー

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2025/03/03

2025/03/02 よだかというのは主人公の名前じゃなくて、この本の話の中で触れられる宮沢賢治の小説のよだかから取られたもの。 主人公のアイコは顔に大きな青あざを抱えて生きてた。周りからも傷つけられたり、心無い態度を取られたりしたことが重なって人並みの生活にもすごい憧れていると...

2025/03/02 よだかというのは主人公の名前じゃなくて、この本の話の中で触れられる宮沢賢治の小説のよだかから取られたもの。 主人公のアイコは顔に大きな青あざを抱えて生きてた。周りからも傷つけられたり、心無い態度を取られたりしたことが重なって人並みの生活にもすごい憧れていると同時にそんなに簡単には人を信用できないと思って生きていた。 大学院まで進学した彼女が、ふとしたことから知り合った年上の映画監督の人に恋をするお話しである。 自分の芯があるとか、人として強いとかそんな表現が出てくるのですが、それって本当にそうなんだろうか、具体的にどいうことなんだろうかということを考えられる小説だと思います。 もちろん主人公や出てくる人たちが織りなす人間模様や恋模様も読んでいてとても面白いです。

Posted by ブクログ

2025/02/07

好きという今の状態は素晴らしいものだけど、本当に好きだったという過去の状態がとても美しく感じる物語だった。 生きていく中では、関係を持ち続ける人よりも過ぎ去っていく人の方が圧倒的に多い。でも過ぎ去っていく人の中には自分にかけがえのない経験や価値観、学びや愛を与えてくれる人がいる。...

好きという今の状態は素晴らしいものだけど、本当に好きだったという過去の状態がとても美しく感じる物語だった。 生きていく中では、関係を持ち続ける人よりも過ぎ去っていく人の方が圧倒的に多い。でも過ぎ去っていく人の中には自分にかけがえのない経験や価値観、学びや愛を与えてくれる人がいる。 そんな、過去だけど圧倒的な事実、自分を支えてくれる思い出を大切に日々を生きていきたい。

Posted by ブクログ

2025/01/12

生まれつき顔にアザがある24歳の大学院生アイコの初恋の話。 自分のコンプレックスと向き合いながら、まっすぐ飛坂のことを想い、様々な感情に心を揺さぶられる。 人は誰しもコンプレックスを抱えて生きている。 コンプレックスをもつ自分を受け入れ、愛し、そんな自分をまるごと大切にしてく...

生まれつき顔にアザがある24歳の大学院生アイコの初恋の話。 自分のコンプレックスと向き合いながら、まっすぐ飛坂のことを想い、様々な感情に心を揺さぶられる。 人は誰しもコンプレックスを抱えて生きている。 コンプレックスをもつ自分を受け入れ、愛し、そんな自分をまるごと大切にしてくれる人に出会う。そういうのをすてきな恋というんだろうなと思った。 アイコのまっすぐな気持ちがまぶしい。 島本さんは性描写が細かいイメージがあったけど、この作品は控えめなので、高校生くらいにも読んでほしい。

Posted by ブクログ