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日本精神史(上)
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日本精神史(上)

長谷川宏(著者)

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日本精神史(上)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2015/09/11
JAN 9784062194617

日本精神史(上)

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商品レビュー

3.7

4件のお客様レビュー

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2023/06/15

2015.9刊。 長谷川宏の講演を加藤周一記念の会で聞いたのはちょうどこの刊行後くらいの時期だったと思う。加藤を超えようとしたとか言っていたような記憶もあるが、なるほどこの日本精神史は、加藤の日本文学史序説や日本その心と形、といった著作と似て日本史上の文学、美術からこれはというも...

2015.9刊。 長谷川宏の講演を加藤周一記念の会で聞いたのはちょうどこの刊行後くらいの時期だったと思う。加藤を超えようとしたとか言っていたような記憶もあるが、なるほどこの日本精神史は、加藤の日本文学史序説や日本その心と形、といった著作と似て日本史上の文学、美術からこれはというものを取り上げて順に述べ、日本人、日本社会のその時代の精神のありようを描こうとする。 第1巻は18章からなり三内丸山遺跡から始まって火炎土器・土偶に続き、正法眼蔵で終わる。 長谷川の文はいつもわかりやすく丁寧で奇を衒ったところがない。一つ一つが納得できる記述でこの文章に触れてよかったなぁと思える。名著、といってよいと思う。

Posted by ブクログ

2016/07/30

著者は、ヘーゲルの『精神現象学』をわかりやすい日本語で翻訳したことで知られていますが、ふだんは学習塾を営む在野の哲学者であり、『丸山眞男をどう読むか』(講談社現代新書)という著書で丸山について批判的に論じています。 わたくし自身は著者の丸山批判には同意できないと感じているのです...

著者は、ヘーゲルの『精神現象学』をわかりやすい日本語で翻訳したことで知られていますが、ふだんは学習塾を営む在野の哲学者であり、『丸山眞男をどう読むか』(講談社現代新書)という著書で丸山について批判的に論じています。 わたくし自身は著者の丸山批判には同意できないと感じているのですが、ともあれ著者が江戸時代までの日本思想の通史を刊行しているということで、丸山とは異なる思想史的方法に基づく考察が展開されているのではないかと期待していました。しかし残念ながら、本書のなかにそうした問題意識を読みとることはできませんでした。 もちろん著者は、たとえば『古事記』の解釈にさいして、日本の歴史意識の「通奏低音」を取り出してくる丸山とは異なる観点から考察をおこなっているのですが、本書全体が明瞭で一貫した方法論に基づく日本思想史とはいえないように思います。強いていえば、イメージのなかに精神の運動を読みとり、作品のなかに共同体の意志を読みとるといった議論のしかたに、著者の理解する、どちらかといえば生命哲学的なヘーゲル主義が反映しているような気もしますが、それにしてもはっきりとこうした方法に基づくと宣言されているわけではありません。 個々の論点にかんしては、興味深い切り口がいくつも示されており、おもしろく感じたところもけっして少なくなかったのですが、余計な期待が先走ってしまったせいなのか、細部の魅力にじゅうぶんに浸ることのできないまま読み終えてしまったように思います。

Posted by ブクログ

2016/03/26

あの長谷川宏氏が日本に視点を当てたというので、とりあえず上巻を図書館から借りだしてみた。前に借りた方々は最後まで読んでおられる形跡はあるが、本当に丁寧な扱いをしておられる。こういう本を借りる人は、本好きなんだろうなぁと思った。私もこの状態を保ったまま、この本を読了したい。他の本の...

あの長谷川宏氏が日本に視点を当てたというので、とりあえず上巻を図書館から借りだしてみた。前に借りた方々は最後まで読んでおられる形跡はあるが、本当に丁寧な扱いをしておられる。こういう本を借りる人は、本好きなんだろうなぁと思った。私もこの状態を保ったまま、この本を読了したい。他の本の都合で、155頁で中断。

Posted by ブクログ

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