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岬のマヨイガ
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岬のマヨイガ
¥1,650
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商品レビュー
3.8
27件のお客様レビュー
震災ものかと思ったら、妖怪ものだった。でも、これは震災…というか、津波があったから、という必然性があるお話だった。作者が震災をどの立場で実感しているかは分からないけれど、あの津波にあった子たちを励まそうとしている気持ちは伝わったし、岩手日報に連載された、という事実にも納得した。ひ...
震災ものかと思ったら、妖怪ものだった。でも、これは震災…というか、津波があったから、という必然性があるお話だった。作者が震災をどの立場で実感しているかは分からないけれど、あの津波にあった子たちを励まそうとしている気持ちは伝わったし、岩手日報に連載された、という事実にも納得した。ひよりと伯父さんのシーンや、ユイママと夫のシーンは、うるっときたなぁ。
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何とも不思議なお話し。 震災の時の事がベースでそれを中心に不思議な事が起こる。怖いなぁってのがざっくりとしたイメージ。とても暗い感じのストーリーに感じられたが、最後は暖かく終われていあので良かった。
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大震災をきっかけに知り合った不思議なキワおばあちゃん、ユイママ(ゆりえさん)、ひより(萌花)は岬の突先の家で暮らすことになった/おばあちゃんは昔話を語ってくれる/何か恐ろしいものの封印が津波で解けたようだ/カッパと話し、お地蔵さんと話し、ホンマモンのマヨイガに行く/妖怪大戦争。 ...
大震災をきっかけに知り合った不思議なキワおばあちゃん、ユイママ(ゆりえさん)、ひより(萌花)は岬の突先の家で暮らすことになった/おばあちゃんは昔話を語ってくれる/何か恐ろしいものの封印が津波で解けたようだ/カッパと話し、お地蔵さんと話し、ホンマモンのマヨイガに行く/妖怪大戦争。 ■簡単な単語集 【アガメ】海ヘビの育てた鬼。 【海ヘビ】アガメを育てた海ヘビ。 【うん角/うんづの】気仙沼の一景嶋神社の狛犬。ひよりと友だちになった。相棒は「あ角/あづの」。 【カッパ】キワさんが招いた。猿ヶ石川、北上川、雫石川、豊沢川、馬淵川からきた。 【狐崎/きつねざき】舞台となる地。《人と不思議なものたちが仲睦まじく暮らしてきた証のような土地だ。》p.204。《お前は、ここの子だ。この土地の子になったんだ。おれたちが味方だ。怖がるんじゃない。》p.228 【子狐岬】キワとゆりえと萌花が暮らすことになった家が建つ岬。萌花が名づけた。 【小福】吉井さんが連れてきた縞猫。おばあちゃんが小福と名づけた。 【座敷童】神さま。 【三の窯】袖ヶ浦にある洞穴の一つ。潮が引いたら小舟で入ることができ真っ青でとてもきれいなんだとか。 【ふったち】長生きした動物が知恵をつけた妖怪を 【マヨイガ】マヨイガに会ったら何かを持って帰るものなんだそうだ。キワとゆりえと萌花が暮らすことになった家もマヨイガなんだとか? 【昔話】キワさんが語ってくれる昔話。マヨイガの話。狐の嫁の話。 【萌花/もえか】何らかの事情で、会ったこともない伯父の家に引き取られることになった小学五年生の少女。喜ばれているわけではないようだ。声を失っている。バレエを習っていた。キワさんが「ひより」と呼んだので山名ひよりになった。 【山名キワ】ハル光園に入ったおばあさん。ちょっとふしぎなところがある。 【由子】春光園の介護士。 【ゆりえ】佐野ゆりえ。夫のDVからかばってくれた姑が亡くなったので逃げ出してきた女性。キワさんが「結」と呼んだので山名結になった。 【吉井】ボランティアのおばさん。 【四の窯】干潮には入口が水面より上になる三つの洞穴とは別に入口が常に海面下にある四の窯があり、そこには何かが封じられていたようだ。その上にお社を建て蓋にしていたようだが、津波でやられ封印が解けたようだ。 【玲子】巻尾玲子。ひよりが仲良くなった同級生。キワさんが話してくれた狐の嫁の家の名前を継いでいる。
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