商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2015/08/28 |
JAN | 9784309247229 |
- 書籍
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自衛隊のリアル
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自衛隊のリアル
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集団的自衛権の議論から忘れられている自衛隊の現場について、防大出身の記者が取材をもとに書いた本。自衛隊は、普通の軍隊になろうとする動きと、皆に愛されたいという思いの二つがあると書かれており、今までなかった視点を読者に提供している。 確かに、存在自体が違憲であると言われると、組織に...
集団的自衛権の議論から忘れられている自衛隊の現場について、防大出身の記者が取材をもとに書いた本。自衛隊は、普通の軍隊になろうとする動きと、皆に愛されたいという思いの二つがあると書かれており、今までなかった視点を読者に提供している。 確かに、存在自体が違憲であると言われると、組織に属する者としては非常に辛い。しかし、安全保障環境の変化もあり、変革を迫られ、その動きに対応しつつ、必要な組織であるとの自覚が芽生えながら、存在そのものに、憲法上、?が付けられていることへの後ろめたさも感じられた。 自衛隊がどう考えているか、あるいはどのような問題に直面しているかについて、集団的自衛権の議論から外されがちになってしまっている中、本書は、この観点について述べられている貴重な本である。ぜひ一読することをオススメしたい。
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自衛隊が、リアルな死を自覚し内在させていく過程を描く前半部と、まだ実際にはそれを経験していないからこそ身につけているだろう優しさを描く後半部が、前後逆にしてあったほうが読みやすかったかなと思うが、どうだろうか。 自衛隊の「優しさ」こそが世界に貢献できる軍隊を作るという未来は、リア...
自衛隊が、リアルな死を自覚し内在させていく過程を描く前半部と、まだ実際にはそれを経験していないからこそ身につけているだろう優しさを描く後半部が、前後逆にしてあったほうが読みやすかったかなと思うが、どうだろうか。 自衛隊の「優しさ」こそが世界に貢献できる軍隊を作るという未来は、リアリティがある。けれど、その優しさのせいで、自衛隊自身は他国の軍隊よりもずっと傷つきやすい存在になってしまいそうな気もする。経済的徴兵制は、既にある現実だと田舎に住んでいれば感じるし、そのような人達が『ロングウォーク』や『帰還兵はなぜ自殺するのか』で描かれるような辛さを抱えてしまうのはやりきれない。
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大先輩に勧められて読んだ本。 国民の目に触れないところで、 自衛隊がどう考えてきたか、 社会の変化を感じ、自らをどうしてきたか。 平時においては「要らない」と言われ、 災害があれば「出るのが遅い」「何やってるんだ」とも言われ、 それでも国のため、人のために自らを磨く人々。 ...
大先輩に勧められて読んだ本。 国民の目に触れないところで、 自衛隊がどう考えてきたか、 社会の変化を感じ、自らをどうしてきたか。 平時においては「要らない」と言われ、 災害があれば「出るのが遅い」「何やってるんだ」とも言われ、 それでも国のため、人のために自らを磨く人々。 彼らの一面を垣間見られただけでも、 この本を読んでよかったと思う。
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