商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2015/08/12 |
JAN | 9784062931656 |
- 書籍
- 文庫
天国までの百マイル
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天国までの百マイル
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城所安男は4人きょうだいの末っ子。 2人の兄と銀行員の夫をもつ姉、そして安男も会社を経営していた。 だが会社は倒産。妻とは離婚し、2人の子供のために養育費を払う生活だ。 そんな時、苦労して子供たちを育て上げた母が重い心臓病で入院する。 心臓手術の名医がいるその病院でも手術は出来な...
城所安男は4人きょうだいの末っ子。 2人の兄と銀行員の夫をもつ姉、そして安男も会社を経営していた。 だが会社は倒産。妻とは離婚し、2人の子供のために養育費を払う生活だ。 そんな時、苦労して子供たちを育て上げた母が重い心臓病で入院する。 心臓手術の名医がいるその病院でも手術は出来ないというが、遠く離れた病院に伝説の名医がいると聞き、そこへ母を連れていく決心をする。 兄や姉よりも母を思ってくれる元妻。 安男を支えてくれる女性マリ。 そして伝説の名医の豪胆さ。 安男の周りにいる多くのよき人達・・・良すぎるかも。
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私の生まれ年1998年出版の本に触れる1ヶ月にしてみます。電子書籍だと速読が難しいのに活字だとスルスルいけるのなんだろう、一日で読み切った。「家族」が表す意味合いが広々としてきた昨今で、20年以上前の浅田作品で描かれる家族愛はやや古めかしくも感じながら原典だと思う。子どもから母へ...
私の生まれ年1998年出版の本に触れる1ヶ月にしてみます。電子書籍だと速読が難しいのに活字だとスルスルいけるのなんだろう、一日で読み切った。「家族」が表す意味合いが広々としてきた昨今で、20年以上前の浅田作品で描かれる家族愛はやや古めかしくも感じながら原典だと思う。子どもから母への愛はシンプルに胸を打つよね、反面で子を愛せない母も母を愛せない子もいて当然だしそれは悪ではないと思いつつ、母に愛され母を愛することのできる環境で生きていることを感しくも思った。主人公はこの作品の前後に出てくるキャラクターをも彷彿とさせるようないわゆるポンコツダメ男で、浅田作品あるあるって感じ。男性小説家が、男性キャラクターを否応なくダメダメに描けるのもまた、強さだと思った。描写がやたらリアルだと思ったら、浅田氏の実体験だそうで。ドキュメンタリーだと思うと尚泣けた。
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わかりやす過ぎるストーリー展開に、あからさま過ぎる人物設定。日本を代表する大作家に対して申し訳ないけど安っぽい物語で、予想通りのラストを確認して読了。
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