天国までの百マイル の商品レビュー
読み始めは主人公の安男にも安男の兄姉達にも共感できる点が無く、読み進めるのにエネルギーが必要だった。 途中からは引き込まれて読めた。 この後の話が読みたいと感じた。 マリはどうなったんだろう。気になる。
Posted by
重い心臓病の母を100マイル先の心臓外科の名医のところまで、ボロボロのライトバンで運ぶ話。 兄弟中でいちばんの出来損ないと思われている失業中の三男安男。離婚をして慰謝料に追われている。 そんな彼が母親を懸命に千葉外房の神の手をもつと言われる医師のところまで運んでいく。 かかりつけ...
重い心臓病の母を100マイル先の心臓外科の名医のところまで、ボロボロのライトバンで運ぶ話。 兄弟中でいちばんの出来損ないと思われている失業中の三男安男。離婚をして慰謝料に追われている。 そんな彼が母親を懸命に千葉外房の神の手をもつと言われる医師のところまで運んでいく。 かかりつけ主治医の誠意、野人のような千葉の天才担当医、別れた妻の優しさ。 それに引き換え身勝手な兄弟たちが母の病気をどんな風に見ていたか。その際立つ冷淡さ。 浅田次郎さんに感謝するこの名作は、心底温まる物語。
Posted by
安男のことは最後まで好きになれはなかったけど、マリさん…あんたいい女すぎるよ。安男より、もはやこの本の主人公。というかマリさんのその後を追った話が読みたい。
Posted by
40台で独り身の安男のどうしようも無くダメなところが、かえって愛おしくなりましたでした。 ダメダメなのは優しいからなんだと思います。 そして、そんなダメな安男に関わる周りの人達も優しい人ばかり。 合理的に切り捨てればスマートに立ち回れるのでしょうが、それができずに流されることも人...
40台で独り身の安男のどうしようも無くダメなところが、かえって愛おしくなりましたでした。 ダメダメなのは優しいからなんだと思います。 そして、そんなダメな安男に関わる周りの人達も優しい人ばかり。 合理的に切り捨てればスマートに立ち回れるのでしょうが、それができずに流されることも人間のかわいいところだと感じた作品でした。
Posted by
バブルがはじけて女房子供と別れ、人の良い醜女だが優しい水商売のマリの部屋に転がり込んでいるドン底の安男が、心臓病の母親をオンボロのワゴン車に乗せて100マイル先の病院までひた走る。 大切な人の死を目前にするとき、その人の人生に重ね合わせる形で自分の人生、後悔、悔いを考えてしまうの...
バブルがはじけて女房子供と別れ、人の良い醜女だが優しい水商売のマリの部屋に転がり込んでいるドン底の安男が、心臓病の母親をオンボロのワゴン車に乗せて100マイル先の病院までひた走る。 大切な人の死を目前にするとき、その人の人生に重ね合わせる形で自分の人生、後悔、悔いを考えてしまうのだろう。そんなとき、浅田次郎の小説には、理想的な女性がいくつも登場してきます。そこに落涙し、また憧れてしまうのでしょうか。
Posted by
少し現実離れしたような、でも主人公の強い気持ちが伝わってくる素敵な物語だった。人の生死は、周りの人も含めた人々の考えや気力、行動などにこんなにも左右されるのか。考えさせられた。
Posted by
40歳を越えると嫌でも安男に感情移入してしまう。 母、兄弟、妻、そしてデブのマリ。 この映像化作品でのマリはデブでもブスでもないみたいだ。 だから、日本の映画やドラマは面白くないのだ。 なぜ設定を変えてまでつまらなくする? 意味が分からんよ。 しかし小説の方は感動する。オチが分...
40歳を越えると嫌でも安男に感情移入してしまう。 母、兄弟、妻、そしてデブのマリ。 この映像化作品でのマリはデブでもブスでもないみたいだ。 だから、日本の映画やドラマは面白くないのだ。 なぜ設定を変えてまでつまらなくする? 意味が分からんよ。 しかし小説の方は感動する。オチが分かっていてもだ。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
マリはほとんどの人ができない 身の程をわきまえて 好きな人の幸せを心からおもえる女性 元奥さんも最初とはぜんぜん違ったイメージになった 嫌な女からいい女というイメージになった 片方から話を聞くことのこわさ的なものがわかる
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
会社を潰し、今は知り合いにお情けで雇ってもらい、更に離婚して高い慰謝料に苦しむ主人公。 彼が、母親の先が長くないことを知り、少しでも手術の成功の見込みがある他の病院に、(お金がないから)自ら借りてきたボロワゴン車に母を乗せて、百マイル先の病院に転院させるお話でした。 母を想う気持ちは本物だし、命を預けてくれる母の深さには感動しました。 でも、でもさ! 薄情な兄弟たちではあるけれど、お金は出してくれると言っているのに意地になってそれを断るのは違うんじゃないかと。 オンボロ車で母を運んで、その最中に何かあったらどうするの?それが親孝行なの?と呆れました。 さらにこの主人公、免許も失効してるんですよね。分かっていて運転するって犯罪じゃないか。 手術成功で延命できたから結果オーライなんでしょうけど、なんだかなあ・・・ 著者の作品は蒼穹の昴をはじめ、特に時代物が大好きなのですが、本書に限って言えば薄っぺらくてイマイチ。 主人公だけが自己満足して、ずっと助けてくれたマリさんの扱いはあんなんだし、なんか気に入らないわ。
Posted by
城所安男は4人きょうだいの末っ子。 2人の兄と銀行員の夫をもつ姉、そして安男も会社を経営していた。 だが会社は倒産。妻とは離婚し、2人の子供のために養育費を払う生活だ。 そんな時、苦労して子供たちを育て上げた母が重い心臓病で入院する。 心臓手術の名医がいるその病院でも手術は出来な...
城所安男は4人きょうだいの末っ子。 2人の兄と銀行員の夫をもつ姉、そして安男も会社を経営していた。 だが会社は倒産。妻とは離婚し、2人の子供のために養育費を払う生活だ。 そんな時、苦労して子供たちを育て上げた母が重い心臓病で入院する。 心臓手術の名医がいるその病院でも手術は出来ないというが、遠く離れた病院に伝説の名医がいると聞き、そこへ母を連れていく決心をする。 兄や姉よりも母を思ってくれる元妻。 安男を支えてくれる女性マリ。 そして伝説の名医の豪胆さ。 安男の周りにいる多くのよき人達・・・良すぎるかも。
Posted by
