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妖怪学新考 妖怪からみる日本人の心 講談社学術文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2015/07/14 |
JAN | 9784062923071 |
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妖怪学新考
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妖怪学新考
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商品レビュー
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妖怪学(現象としての妖怪伝承と、語り文化ないし文化表象としての妖怪の両方を取り扱うことを通じて、人間の社会/習俗/文化/心理等の諸相を考察しようする、古典民俗学から生まれつつ民俗学とはまた異なるアプローチを持ちつつある人文系学問分野、と要約できるか?)の入門書としては素晴らしい。...
妖怪学(現象としての妖怪伝承と、語り文化ないし文化表象としての妖怪の両方を取り扱うことを通じて、人間の社会/習俗/文化/心理等の諸相を考察しようする、古典民俗学から生まれつつ民俗学とはまた異なるアプローチを持ちつつある人文系学問分野、と要約できるか?)の入門書としては素晴らしい。柳田民俗学のテーゼからどう脱出して固有の学的領域を打ち立てることが可能かという議論にもなっている。事例ひとつずつが興味深いのもよい。 ただし、前半部と後半部が元々異なるところで書かれたものを合本したという経緯があるためか、前後半でつながりがいささか悪いところがある。この講談社学術文庫版は2015刊行だが、2論文の初出はそれぞれ1983, 1989に書かれ、底本となった初版は1994年に出ている。京極夏彦『百鬼夜行』シリーズ第1作『姑獲鳥の夏』が出たのと同じ年であり、水木しげる文脈とはまた異なる種類の妖怪ブームが始まる直前の著作だということは踏まえておきたい。 また、「闇」という言葉に仮託された現代社会に対する平板さについては、やや浅薄な社会語りという印象があり、勿体無さを感じた。妖怪学は都市的生活における情念の記号論として、また圧倒的に理解不能な他者を理解せんとする恐怖混じりの象徴として、有効であるようにも思えるのだが、当時の小松はそうした議論にはコミットしなかったようだ。 しかしグランドセオリーとしてこれだけ十分な視座を提供してくれてはいるのだから、社会科学的な応用実践まで期待するのは過剰な欲求、行き過ぎのコメントかもしれない。それだけ可能性に開かれ得た本だと評価している。 読書会で読んだ時のメモはこちら: https://min.togetter.com/TG1NA9o
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第1部 妖怪と日本人(妖怪とはなにか;妖怪のいるランドスケープ;遠野盆地宇宙の妖怪たち;妖怪と都市のコスモロジー;変貌する都市のコスモロジー;妖怪と現代人) 第2部 魔と妖怪(祭祀される妖怪、退治される神霊;「妖怪」の民俗的起源論;呪詛と憑霊;外法使い―民間の宗教者;異界・妖怪・...
第1部 妖怪と日本人(妖怪とはなにか;妖怪のいるランドスケープ;遠野盆地宇宙の妖怪たち;妖怪と都市のコスモロジー;変貌する都市のコスモロジー;妖怪と現代人) 第2部 魔と妖怪(祭祀される妖怪、退治される神霊;「妖怪」の民俗的起源論;呪詛と憑霊;外法使い―民間の宗教者;異界・妖怪・異人)
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再読。未読了。 こどもの頃、久留里の伯母の家(中庭)に不安、恐れといった感情を抱いたのは、今まで見たことのなかった、間口が狭く、奥に延びる居住空間のせいだったかもしれない。
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