商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川春樹事務所 |
発売年月日 | 2015/07/15 |
JAN | 9784758439213 |
- 書籍
- 文庫
リストラ日和
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
リストラ日和
¥858
在庫なし
商品レビュー
3.4
12件のお客様レビュー
長年尽くしてきた銀行からリストラされた50代の男性が主人公。 大阪、名古屋と単身赴任をし、派閥のボスには忠義を尽くしてきたのに、そのバスから出向を任じられる。出向先では喫茶店のウェイターをやらされバイトの若者にバカにさられる日々。さらにはその姿を妻とその友達に目撃され、退職。 な...
長年尽くしてきた銀行からリストラされた50代の男性が主人公。 大阪、名古屋と単身赴任をし、派閥のボスには忠義を尽くしてきたのに、そのバスから出向を任じられる。出向先では喫茶店のウェイターをやらされバイトの若者にバカにさられる日々。さらにはその姿を妻とその友達に目撃され、退職。 なかなか転職先が決まらない中、雇ってくれた社労士事務所は安月給ながらも同僚には恵まれていた。 と思っていたのも束の間、検察から呼び出されたり、訴状が届いたりする。 勧善懲悪の半沢直樹的な話だが、半沢ほどアグレッシブではない。 前半はリストラされて踏んだり蹴ったりなエピソードが多く気分が下がるが、後半からはスピード感が出てくる。 仕事のことだけではなく家族の問題もちょいちょい出てくる。とくに妻がかなりイマイチで、主人公には同情しか出てこない。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
家族構成、年代どんぴしゃであてはまりわが家のことのように思いながら読んだ。ただ、妻みはるには前半嫌悪感しかなかったけれど徐々に彼女の身に起きたことを考えてみると同情するところもあり、どうかこの夫婦の再生を願うばかりだ。 リストラの黒幕の悪事がちゃんと明るみとなりスカッとした。 バス旅行で知り合った老人がまさかの今後の彼の恩人になるとは、、出会いは大切にしたいものだ。 兼業作家さんということで作品は多くないけど他2冊も読みたくなったし、今後の作品にも注目したい。
Posted by
がむしゃらに働いてきた銀行マンが、リストラを受け、さらにその余波で家族が崩壊寸前になり、それでもプライドを捨てきれずに苦しみもがく。謙虚さ、仕事をする意味、について考えさせてくれるいい本だった。
Posted by