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アーキテクチャの生態系 情報環境はいかに設計されてきたか ちくま文庫
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アーキテクチャの生態系 情報環境はいかに設計されてきたか ちくま文庫

濱野智史(著者)

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アーキテクチャの生態系 情報環境はいかに設計されてきたか ちくま文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2015/07/01
JAN 9784480431837

アーキテクチャの生態系

¥1,045

商品レビュー

3.8

11件のお客様レビュー

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2025/02/10

ミクシィ、2ちゃんねる、ニコニコ動画、ケータイ小説、初音ミク…。日本独特の発展を遂げたウェブサービスを中心に、「ゼロ年代」を代表する論客が記す社会分析論です。あまり一般向けでないかもしれません…。 本書は『ゼロ年代』を代表する若手論客の著した社会分析論です。そのもっとも特...

ミクシィ、2ちゃんねる、ニコニコ動画、ケータイ小説、初音ミク…。日本独特の発展を遂げたウェブサービスを中心に、「ゼロ年代」を代表する論客が記す社会分析論です。あまり一般向けでないかもしれません…。 本書は『ゼロ年代』を代表する若手論客の著した社会分析論です。そのもっとも特徴的なところはウェブの世界を中心にしたもので、この文章を書いている現在では少し内容が古くなりかけているもの、たとえばセカンドライフやウィニーの名前があることにネットの世界が持つ時間の速さというものを実感しておりました。 ミクシィ。2ちゃんねる。ニコ動。さらには『恋空』などに始まるケータイ小説についてや、『ボカロ』でおなじみとなった初音ミクなどが、語られていて、読みながら乱立しているウェブ関係のサービスがどのような生態系を描いているのかがよくわかりました。 特に、フェイスブックやツイッターなどのアメリカ発のプラットフォームに対して、『ガラパゴス』と揶揄されながらも独自のサービスを立ち上げてそれが我々ユーザーの心を捉えているということがわかって、 『あぁ、こういう風になっているんだなぁ』 という理解は得られました。 ただ、量の分厚さと内容の難しさから、万人受けするかといえばそうとはいえず…。社会分析論を研究されている方や、ウェブなどでユーザーがどういった行動をしているかということを調べるマーケッターなどは今読んでも得るところは多いと思うのですが、なんともいえません。 「ラットイヤー」と呼ばれ、めまぐるしい発展、変容を遂げていくIT、インターネットの世界ですが、これに我々がどう向き合い、何を選択していくかについて、ヒントにはなる一冊かとは思われます。 ※追記 本書は2015年7月8日、筑摩書房より『アーキテクチャの生態系: 情報環境はいかに設計されてきたか (ちくま文庫)』として文庫化されました。

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2023/04/17

ブロックチェーンやメタバースなどWeb3界隈や背景領域としてのAIなどが盛り上がる中で改めてインターネットの歴史、そしてインターネットとは何かを考えるために手にした本。mixi、2ちゃんねる、ニコニコ動画、Winny、初音ミクにケータイ小説など主に00年代くらいの日本で盛り上がっ...

ブロックチェーンやメタバースなどWeb3界隈や背景領域としてのAIなどが盛り上がる中で改めてインターネットの歴史、そしてインターネットとは何かを考えるために手にした本。mixi、2ちゃんねる、ニコニコ動画、Winny、初音ミクにケータイ小説など主に00年代くらいの日本で盛り上がった各種サービスをサービスの構造(アーキテクチャ)面から分析する論考。技術決定論でもなく社会決定論でもなくその両方を統合すべしという著者の視座には賛同しつつ、それを踏まえてもやっぱり現在から未来を見通すのは難しいなということと改めてインターネットって面白いなと。

Posted by ブクログ

2022/07/19

2008年に刊行されているが、当時の時点ではとても慧眼な内容で懐かしい話もあり、社会や文化の変遷を知ることができて面白い内容だと思う。 刊行からもう15年近く経過しているが、当時勢いのあったSNSの勢力図もだいぶ変わってきたし、VRなどの新たな潮流も現れているのを見ると、次の1...

2008年に刊行されているが、当時の時点ではとても慧眼な内容で懐かしい話もあり、社会や文化の変遷を知ることができて面白い内容だと思う。 刊行からもう15年近く経過しているが、当時勢いのあったSNSの勢力図もだいぶ変わってきたし、VRなどの新たな潮流も現れているのを見ると、次の15年でどんな進化があるのかとても楽しみである。

Posted by ブクログ