商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2015/07/01 |
JAN | 9784163902821 |
- 書籍
- 書籍
太陽は気を失う
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
太陽は気を失う
¥1,650
在庫なし
商品レビュー
4
4件のお客様レビュー
作者の表現力に、いつもながら驚いた。 でも読んでくうちに、ちょっと形容がくどいと感じてくる。小説とはいえ人とその様をここまで刻むのかと言う感じ。映画に例えればクローズアップのし過ぎ。ちょっと疲れる。
Posted by
現代が舞台の短編集。 どれもどこにでもあり得る話だけに、読後は重く感じてしまう。ただその中でも、時代小説で培われたものだと思うが、明日や未来をメッセージを残して終わっていて、力強く感じた。 特に良かったのは、売れないジャズ歌手が学友の独立を機に、歌い手として幸せを感じ、珍しくハッ...
現代が舞台の短編集。 どれもどこにでもあり得る話だけに、読後は重く感じてしまう。ただその中でも、時代小説で培われたものだと思うが、明日や未来をメッセージを残して終わっていて、力強く感じた。 特に良かったのは、売れないジャズ歌手が学友の独立を機に、歌い手として幸せを感じ、珍しくハッピーエンドで終わった短編「ろくに味わいもしないで」のラストで歌うシーンが情景が良かった。 短編最後の「夕暮れから」も、女将さんとしての凛々しさがなんとも良かった。
Posted by
なんというか、現代社会の生き辛さがなんとも。 毎日を生きても、辿り着くのはこういう老い先なのかと思うと、悲しい。 人はなぜ、生きるのか。 一筋の光が差しているのかいないのか、最終一歩前の様々な人々。 歳を重ね、日々を生きてきた。 それが人生で、でも、それは何になるのか。 何とも...
なんというか、現代社会の生き辛さがなんとも。 毎日を生きても、辿り着くのはこういう老い先なのかと思うと、悲しい。 人はなぜ、生きるのか。 一筋の光が差しているのかいないのか、最終一歩前の様々な人々。 歳を重ね、日々を生きてきた。 それが人生で、でも、それは何になるのか。 何ともならなくても、それでも人は生きていく。 そういう話をこれだけ読むと、結構しんどい。 未来に希望なんて持てない。 でも、そこになぜか美しさを感じさせられてしまう。 恐い作家だなあ。 端正な文章だから後味も悪くない。 突きつけられたのは現実。 そうやって受け入れられてしまうのが怖ろしい。
Posted by