あたしもびょうきになりたいな！

アリキ・ブランデンベルク(著者), フランツ・ブランデンベルク(編者), ふくもとゆみこ(訳者)

• 販売会社／発売会社: 偕成社
• 発売年月日: 1983/07/01
• JAN: 9784032012903

商品レビュー

2025/12/11

子どもの気持ちをよくわかっているお話だと思うが、なんと言っても、アリキ・ブランデンベルクの絵が秀逸。風邪をひいた子の白目が赤くなってるところ、エドワードもエリザベスもそれぞれお気に入りのお人形を持っていたり、エドワードがエリザベスにあげるお見舞いの品、それを治って学校に行く時大事に手さげに入れてるエリザベス。話の筋から外れるけれど、ピアノの練習している部屋にストラビンスキーの額が飾ってあり、亀や魚を大切に飼い、お父さんお母さんはベッドで資本論やニューヨークレビューオブブックスを手にしているなど、素敵な生活が描かれている。隅々まで楽しめる一冊。

2025/02/07

寝込んだとき、ふてくされたとき、元気になっとき、、とにかく猫の表情が豊かで楽しい。

元気な毎日は、あたりまえじゃない、
病気になって分かることがたくさんある。

誰もが共感できる絵本。

2023/03/09

エドワードが病気になって、看病やらお見舞いやらずっとベッドにいることやらがうらやましいエリザベス。しかし暫くしてエリザベスも病気になって……
がまんしなさい、と言われるのではなく、エリザベスが続けてまったく同じ体験をする、というのがなんかよかった。体験してみることでわかること。回復した二人が、病気の間に気に掛けてくれた両親などにお返しをするのも微笑ましい。
独特な絵だなー、と思って見ていたけど、ストーリーもあってエリザベスかわいい！で終わった。病気で朦朧としている表情がいい。

作：フランツ＝ブランデンベルク、絵：アリキ＝ブランデンベルク、訳：ふくもとゆみこ