商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 二見書房 |
発売年月日 | 2015/05/25 |
JAN | 9784576150666 |
- 書籍
- 文庫
桜と雪とアイスクリーム
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桜と雪とアイスクリーム
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【ネタバレあります】 今までも何となくそれなりの問題?があった4人だけど、今回はそのうちの2人に大変な出来事が! 最初に茨木がトルコで消息不明になります。 テロで爆発したバスで毎朝通っていたはずなので、巻き込まれた可能性が高い、と。全然連絡が取れなくて、京橋先生はすぐにでも現地に行きたかったけれど、身内でもなんでもない立場ではどうすることもできずにただ待つだけという。 最初は、ああ、ネタがつきちゃったのかな?と思ったけど、その後の二人をめぐる楢崎の価値観とかが、この後に起こるまんじの急病でいろいろ変わって行くわけです。 まんじは、机の角に頭をぶつけたけど平気~とへらへらしているので楢崎もそうかとそのまま寝てしまうのだけど、夜中に異様な物音で起きてみたらトイレで吐いた状態で意識を失っているまんじをみつけて、医者としてそれなりに冷静に対応して救急搬送したけど、翌朝、そのことを知った京橋の目からみて憔悴しきった楢崎の姿があって。 それまで、まんじはあくまでも恋人ではなく身体の関係もある同居人、の体を崩さなかった楢崎に心境の変化が訪れて。 もちろん、無駄にプライドの高い楢崎が素直に気持ちを言い表すわけでは無く、最大の譲歩的なセリフが「来年も同じように一緒に桜を観よう」 「それまで何があっても自分から家を出て行くことは許さない」という、上から目線の命令だったのだけど、まんじにとっては、それだけで十分すぎるセリフで。 読んでいてこっちまでジーンときました。 ジーンときたと言えば、トルコから戻って来てしばらくした後に、ちょっと甘いものを食べたいね、といって漁った冷凍庫で見つけたアイスクリームが、実は茨木が行方不明で何も食べられなかった京橋が当時せめてアイスクリームくらいなら食べられるかな、って買ってきたものだった、そしてそれを今茨木が見つけて救って食べさせてくれてる、そんななんでもない幸せに涙するシーンでは私までもらい泣きしました。 はっきりいって、こういうザ・事件です!的なのはどうかな?って思っていたけど、こういう非日常な出来事を通して人間関係って成長して構築されていくのかもしれないな、って思いました。
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あらすじ 春―和やかに花見を楽しむ楢崎&万次郎と、茨木&京橋。しかし美しい桜と裏腹に、彼らの話題はいささか物騒。それというのも数ヶ月前、茨木が出張先で行方不明になり、殺しても死にそうにない万次郎が死にかけるという騒動があったからで…。「大切な人の大事なときに、傍にいなくてどうするんですか」京橋の痛切な訴えに、万次郎を居候と言ってはばからない楢崎も我が身を顧みることに…? ホントに大変!!
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