商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2015/05/11 |
JAN | 9784480096678 |
- 書籍
- 文庫
S,M,L,XL+ 現代都市をめぐるエッセイ
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S,M,L,XL+ 現代都市をめぐるエッセイ
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商品レビュー
2.8
9件のお客様レビュー
(01) 1990年代から2010年代までの著者の論考の一部が収録されている。この約20年間のスパンのなかで、都市はどのような情況にあったのか。 暴論まがいの筆致で、レトリカル、ポエティック、シンボリック、スキャンダラス、さまざまな言葉を巧みに用いて、都市の非人間性と猥雑性を暴き...
(01) 1990年代から2010年代までの著者の論考の一部が収録されている。この約20年間のスパンのなかで、都市はどのような情況にあったのか。 暴論まがいの筆致で、レトリカル、ポエティック、シンボリック、スキャンダラス、さまざまな言葉を巧みに用いて、都市の非人間性と猥雑性を暴き立てている。 中盤で、個別の都市への批評が挿入されている。ベルリン、ロッテルダム、アトランタ、ニューヨーク、シンガポール、そして東京、序にあたるパートに「ジェネリック・シティ」、締めに「ジャンクスペース」(*02)をもってくる構成は、日本語文庫版だけの構成なのだろうか、しびれる。 (02) 小タイトルとしても取り上げられたジェネリックやジャンク、ビッグネスなどのキーワード以外にも、インフラやサブシステムという都市機能や、特殊機能としてのランドスケープが現代で演じてる役についても多く言及されており、一筋縄ではいかないカオスな都市論となっている。 必ず失敗する都市計画に対し、このような「仮説を立てまくる」批評というプロジェクトの有効性は、今後評価されてもよいだろう。
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【まだ、これはメモ】 P39 直観的にわかるように採用したのだろうけど、1994年の文章で「出会い系サイト」は違和感ある。精一杯「無料風俗案内所」とかじゃね?原典では"dating agency"(P1264) 学内で英語でネットはやや使ってたけど、普及は1...
【まだ、これはメモ】 P39 直観的にわかるように採用したのだろうけど、1994年の文章で「出会い系サイト」は違和感ある。精一杯「無料風俗案内所」とかじゃね?原典では"dating agency"(P1264) 学内で英語でネットはやや使ってたけど、普及は1995以降で、出会い系とかさらにもーちょっとあとだろう。 なんかぺらくないか? (私の読解力と知識不足によると信じたいけど、そもそも、どーも合わなさそうになってきてて参る。このうげー感は、あの『資本主義が嫌いな人のための…』に感じたのに通ず。) ポストモダンぽい用語は織り交ぜてあるだけの、メチャクチャ90年代サブカルぽい。 つーか、「ジェネレーションX」とか「なんとなくクリスタル」とかそんな感じだ。まあ、これは小説らしいので。 読みかけのボードリヤールに戻ろうか。このままぺらいと挫折しそう。分厚い洋書のほうはどーしたらいいんだよ。クソつまらなくないことを祈る。 英語で読んでると、カン違いしたまま読み進めそうだったのと、訳注があることと、要は若干面倒になって、日本語版に手を出した。 ジェネリックシティ、洋書のXLの部分だけど、なんで冒頭なのかな? ・ポストモダンがむかしのものになり、消費フェーズの今だから、当時と違って無責任に読み散らかせる。 ・20世紀末、バブル日本や近未来はアジアに白人オーダーの世界が消費されていくのを黄渦のように怯え唾を吐く白人のきもち。(しかし、311後日本は盛大にぶっこけて、ネバー保守なネット右翼やサブカル消費になめつくされ、絶賛胃瘻中であり、なやみ無用だったのだ。2020オリンピックがその墓標で、ロゴは忌いのサイン。)
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- ネタバレ
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なんだこれー! が一番はじめに思ったこと(笑)。 中学生の頃にカフカの変身を読んで思う感覚に似てる?笑 なんていうか、多分作者は頭も良ければ、建築のことも本当詳しいんだろうな、と思うけど、その結果の考察を人に分かりやすく解説しよう、という本ではなくて。思うことを思うままに書き連ね、比喩も使うしちょっと詩的に酔った感じもするし、Aを考えている間に思いついたBもCもとにかく一緒に書き連ねる、私も経験あるけど、theそんな感じの本(笑)。 こういうアカデミック的な本でもこんなことって起こるんだー!てちょっと驚き。 ま、内容は、なんか、建築の哲学の話で、(分かりにくいところを除けば(笑))面白かった。 私に建築史の予備知識があれば、もっと面白かったかも、と思う箇所も多かった。 東京は、その土地のなさから、西洋で進むようなディベロッパーによる巨大化や自由な拡張ができないせいかアイコニックなものはつくられない。無機質・ニュートラル過ぎて、その集積は逆に新たな風格の誕生となるのか?的な(^^;)
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