1,800円以上の注文で送料無料
世界に嗤われる日本の原発戦略 PHP新書981
  • 新品
  • 書籍
  • 新書
  • 1226-23-01

世界に嗤われる日本の原発戦略 PHP新書981

高嶋哲夫(著者)

追加する に追加する

世界に嗤われる日本の原発戦略 PHP新書981

858

獲得ポイント7P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 PHP研究所
発売年月日 2015/04/17
JAN 9784569824369

世界に嗤われる日本の原発戦略

¥858

商品レビュー

4

3件のお客様レビュー

レビューを投稿

2025/01/12

前提として、世界人口は増大しており、最も大量の電力使用量があるカナダと同等の電力消費が世界中に発生したら、間違いなく電力は不足する。日本やアメリカは電力使用量の多い国ではあり、あまり実感できないかもしれないが、地球上には未だ未だ安定した電源が無く、頻繁に停電するような地域の方が多...

前提として、世界人口は増大しており、最も大量の電力使用量があるカナダと同等の電力消費が世界中に発生したら、間違いなく電力は不足する。日本やアメリカは電力使用量の多い国ではあり、あまり実感できないかもしれないが、地球上には未だ未だ安定した電源が無く、頻繁に停電するような地域の方が多い。若い頃に様々な国を旅して感じたのは、そこそこの金額のホテルでさえ停電は頻繁にあったし、停電ごときで大きく驚いた経験もある。裏を返せば日本の電力の安定さは世界最高レベルだという事である。日本がかつて太平洋戦争に突き進んだ要因の一つに、資源の無い国家がその供給を停止させられた事にある。具体的には石油がアメリカから入ってこない。この事は軍事国家化していた日本の軍事力を利用できなくなる事を意味していたし、国内で石油に代わるエネルギーを確保する事は不可能だから、やがて干上がるのを待つ前に、東南アジア(インドネシアなど)のエネルギーを確保する必要性に繋がる。そうなると当然アメリカの太平洋艦隊の脅威を取り除く必要があるから、先にハワイを封じる。この様に、資源に乏しい日本はエネルギーを始めとする資源確保が国の死活問題として現代も生きている。 東日本震災で稼働を停止した原発。あの痛ましい福島第一原発の爆発シーンは誰もが記憶に残っているし、福島県の一部地域からは住民が放射能の影響を避けるために、強制的に立ち退く結果となった。今もなおその影響は続くし、それ以降自分の生まれ育った町へ帰る事が出来ず、また帰るのを諦めて他県に移住した人も多いだろう。経済産業省配下の資源エネルギー庁のサイトを見ると現在稼働している原発は12基あるそうだ。あれだけ騒がれ脱原発と言っていた頃の事を考えると、10年も経てば人の記憶からも薄れたのか、資源の無い日本が背に腹を変えらなかった結果なのか、意外にも多く感じた。 個人的に原子力への依存に対しての善し悪しは語るべきでは無いと思っているが、「もし」稼働したなら、経済的には大きく益があるだろう事は容易に想像はつく。他国から買っている資源から全ての物作りが始まるわけだから、ガソリンなどといった分かりやすい金額だけで無く、あらゆる物の値段の中に含まれるエネルギーコスト分を安価にできる事は間違いない。だから、安全についての議論が必要であり、それを無しに、ただ原発反対と唱えるのもおかしな話だ。何より本書の筆者が言う様に、ネットには大袈裟で面白く人々の共感を得ようとするだけのフェイクニュースや誤情報が多いから、何も考えずに受け入れる様な事はしたくない。 本書はそうした将来の日本のエネルギー政策や、それが社会に与える影響などについて、少しでも課題感を持っている方なら読んでおくべき内容なのでは無いかと思う。基本的には筆者は原発自体に賛成の立場を取っているが、何故この様に原発に対する相当の向かい風がある中で、筆を取り書こうと思ったのか。そして反対の立場の読者であれば、筆者の考え方を聞いた上で、反論してみるのも良いだろう。先ずは知らなければ始まらない。知らずにただ、物価が高い、税金が高い、電気代が高いなどと言うだけなら、それこそただのクレーマーと変わらない。 なお、原発再稼働に向けては様々な安全性に関する議論がなされているが、それをする人材も今の様な世の中では減りつつあるそうだ。一方で世界にはロシアや韓国など、我々が安全性を確認できない原発が世界中に建設されようとしているし、中国もプレイヤーとして登場してきた。我が国日本は福島第一原発のイメージも払拭できないまま、国内でも代替エネルギーの議論ばかりが増えている。国が長期のエネルギー政策を考える場合は、日本の事だけを考えていれば良いと言う物では無いし、人材までもが失われて仕舞えば、誰が福島の事故の再発を防ぐのか。筆者が言う様に「絶対の安全」など無いし、我々が求めているのは「充分な安心」であると考えるなら、安全に不足する部分を、悲惨な事故を起こした国の人間が考え、それを政治が国民に説明して不安を取り除くべきでは無いだろうか。その努力をした上で、安全確保が出来ず、不安な国民がいる間は、当面原子力は使わない方が良いだろう。勿論、その間の電気代の高騰には文句を言わずにだ。 だから私はこれからもずっと考えたいし、本書の様な書籍を多少は読みながら考えているし、スーパーに言って「キャベツが398円っておかしくない!?」ガススタでは「ハイオク186円って何だよ!」と叫んでいるのだ。ちゃんと考えてみたい人が、読んでみると心置きなく叫べる一冊だ。

Posted by ブクログ

2015/06/30

日本では長い間デフレが続いていましたが、あの日を境に、デフレを脱したかはともかく、電気代が常に上がる経済構造になりました。その原因が、津波によって引き起こされた福島原発が爆発を起こして、日本のすべての原発が停止したことにあります。 当時は政権が民主党だったこともあり、ある種の特...

日本では長い間デフレが続いていましたが、あの日を境に、デフレを脱したかはともかく、電気代が常に上がる経済構造になりました。その原因が、津波によって引き起こされた福島原発が爆発を起こして、日本のすべての原発が停止したことにあります。 当時は政権が民主党だったこともあり、ある種の特殊な雰囲気のなかで原発停止が決まりました。原発は危険で、あのような津波が来たら大変と、止めた後の電気をどのように確保するかを考えていなかったことがさらに問題でした。 そして発生したのは、計画停電です。後で振り返れば本当に足りなかったのは数日間なのに、何か月にも渡って多くの人が停電の中での生活をしました。もうあの頃のことは私も含めて風化しかけています。そんな時に、図書館でこの本に出合えたのは運が良かったと思います。 この本では、まず、福島の悲劇とは何であったか、同じように津波の被害を受けていながら、他の原発はなぜ大丈夫だったか、そして、原発を止めたとしても核廃棄物の処理問題は残る、原発に対してほかの国はどのように取り組んでいるかが詳しく解説されています。 これを読んですぐに原発推進になったかと言われれば難しいところですが、感情的な議論になりがちな原発問題を冷静に見ることができた本でした。 以下は気になったポイントです。 ・地震を受けた五ケ所の原発はすべて、第一段階の「止める」という第一ステップは成功したが、問題は次の「冷やす」であった(p15) ・ベントが最終手段(放射性物質も大気に出る)であり、日本ではこうした事故は起こらないとして、放射物質を取り除くフィルターの取り付けがなかったので事故を大きくした(p16) ・BWR(福島第一)とPWR(美浜、敦賀2号)の違いは、発電するタービンを動かす蒸気に放射性物質がはいっている(BWR)かどうか(p19) ・福島第一はスペインの経験を取り入れるはずが、福島のほうが先行してしまった。さらに、35メートルの高さの台地に建設する予定が、10メートルまで台地を掘り下げた、35メートルまで海水をくみ上げるポンプ能力が入っていなかった(p21) ・なぜ福島第一のみがあの事態になったかを検証すべき、特に福島第二との比較は大事(p23) ・安全は科学的根拠に基づいたもの、安心は心理面が根拠となる(p37) ・GDP世界三位の日本の電力消費量が世界の5%というのは、かなり低い。中国は22%、米国は20%(p56) ・日本の電力使用量は、95年から殆ど変化していない、省エネと人口増加が止まったことが原因(p58) ・人口が二位と五位の国である、インドとブラジルが一人当たりの使用電気量が世界平均より少ないということは、今後使用量が爆発的に増えることを意味する(p62) ・石油の使われ方には、大きく、動力・熱・原料に使われている(p77)

Posted by ブクログ

2015/06/14

1957 日本原電 イギリスとGCR 炭酸ガス冷却黒鉛減速炉 その後コンパクトで建設コストが安く、改良も期待できる軽水炉を導入 PWR 加圧水型炉 BWR 沸騰水型路 沸騰する上記に放射性物質が入っているのがBWR ないのがPWR 福島第一原発は40年前のアメリカの仕様 一人...

1957 日本原電 イギリスとGCR 炭酸ガス冷却黒鉛減速炉 その後コンパクトで建設コストが安く、改良も期待できる軽水炉を導入 PWR 加圧水型炉 BWR 沸騰水型路 沸騰する上記に放射性物質が入っているのがBWR ないのがPWR 福島第一原発は40年前のアメリカの仕様 一人あたりの電力使用量 カナダ No1 東芝 4S 燃料交換なしで30年間稼働 一万kw 小型原子炉 アメリカ着工予定 ビル・ゲイツ TWR 進行波炉 テラパワー社 劣化ウランが燃料 燃料補給なし100年間稼働 核廃棄物 100年後には100年後の知恵と技術がある スリーマイルのデブリ ロッキー山脈に制限地区を設け保管

Posted by ブクログ