商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2015/04/11 |
JAN | 9784062902663 |
- 書籍
- 文庫
現代小説クロニクル(1990~1994)
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現代小説クロニクル(1990~1994)
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『現代小説クロニクル』も90年代に到達。全体的な作風の変化としては、個人的なこと、或いは日常的なことを書いたものが増えた印象。また、幻想的な作風の短編も増えている。 大庭みな子『フィヨルドの鯨』、多和田葉子『光とゼラチンのライプチッヒ』、笙野頼子『タイムスリップ・コンビナート』が...
『現代小説クロニクル』も90年代に到達。全体的な作風の変化としては、個人的なこと、或いは日常的なことを書いたものが増えた印象。また、幻想的な作風の短編も増えている。 大庭みな子『フィヨルドの鯨』、多和田葉子『光とゼラチンのライプチッヒ』、笙野頼子『タイムスリップ・コンビナート』が幻想的なものに分類されるだろうか。『タイムスリップ・コンビナート』が前から好きで、一度、海芝浦に行ってみたいのだが、作中にもある通り、東芝が休みだと本数が激減するのが悩みどころ。 鷺沢萠『ティーンエイジ・サマー』は非常にナイーブな青春小説。直後に収録された山田詠美『晩年の子供』もある種の青春小説だが、印象がまるで違う。この収録順は面白い。 後藤明生の『十七枚の写真』も、記録文学的でありながら、最後の1枚でいきなり印象が変わる。
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