商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 国書刊行会 |
発売年月日 | 2015/04/01 |
JAN | 9784336058911 |
- 書籍
- 書籍
朱日記
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
朱日記
¥2,090
在庫あり
商品レビュー
4.3
7件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
イラストがとても好きです! とても泉鏡花らしい作品だと思います。 避けられない災害を怪異と重ねる、そして艶やかな美女...。鏡花の作品の特徴がしっかり現れた作品だと思います。
Posted by
泉鏡花の短編を絵本仕立てにした一冊。短いのだけれど読みごたえはたっぷり。そしてこれ、二色刷りなんですけど。たった二色だなんて思えない……! 鮮烈で美麗な一冊です。 不吉な予兆が次々迫りくる序盤からしてすでに取り込まれます。泉鏡花は文章が難しいと言われがちだしそうかもしれないのだけ...
泉鏡花の短編を絵本仕立てにした一冊。短いのだけれど読みごたえはたっぷり。そしてこれ、二色刷りなんですけど。たった二色だなんて思えない……! 鮮烈で美麗な一冊です。 不吉な予兆が次々迫りくる序盤からしてすでに取り込まれます。泉鏡花は文章が難しいと言われがちだしそうかもしれないのだけれど、しかしじっくり読めばとにかく綺麗なんですよね。それがこの絵とも相まって、なんともいえない魅力。人外のものもまた美しく恐ろしく、終盤は壮絶でありながらもどこかしら静謐さを感じさせられました。
Posted by
中川学さんの挿画を見る為の本。それに尽きます。泉鏡花の紡ぐ物語は、古い城下町•透き通るような白い肌の美少年•紅い簪を下げた姉さん•緋色の衣を着た大入道•数えきれないほどの猿、猿、猿…。そして城下を包む紅蓮の炎、と、読む者のイメージを刺激しまくります。そのイメージを掻き立てて止まな...
中川学さんの挿画を見る為の本。それに尽きます。泉鏡花の紡ぐ物語は、古い城下町•透き通るような白い肌の美少年•紅い簪を下げた姉さん•緋色の衣を着た大入道•数えきれないほどの猿、猿、猿…。そして城下を包む紅蓮の炎、と、読む者のイメージを刺激しまくります。そのイメージを掻き立てて止まないのが中川学さんの挿画の素晴らしさです。文体は難しくても、挿画を見るだけで買う価値があります。 個人的には明治期の木造校舎の絵に惹かれました。なんなんだろう、この既視感は。
Posted by