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自分で考える勇気 カント哲学入門 岩波ジュニア新書798
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2015/03/24 |
| JAN | 9784005007981 |
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自分で考える勇気
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自分で考える勇気
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商品レビュー
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カントの生涯をたどりながら、三大批判書と「永遠平和のために」の主要な考え方を紹介する本。 カントの著作には全くなじみがないので、入門書としてどうなのかを自分は判断することはできない。 だが、簡潔な言葉で、それぞれの著作が何を述べようとしているのかが説明されている、と感じた。 「感...
カントの生涯をたどりながら、三大批判書と「永遠平和のために」の主要な考え方を紹介する本。 カントの著作には全くなじみがないので、入門書としてどうなのかを自分は判断することはできない。 だが、簡潔な言葉で、それぞれの著作が何を述べようとしているのかが説明されている、と感じた。 「感性」「理性」「悟性」「最上善」と「最高善」の違い、「格率」など、カント哲学の用語も、具体例とともにかみくだいて説明されていく。 カントは生涯ケーニヒスベルクで活動したとのことだが、本書ではそのケーニヒスベルク(現在のカリーニングラード)の土地柄が説明される。 それが自分には新鮮というか、驚きだった。 というのも、ドイツ哲学の巨人と聞いていたカントの住んだ町は、ポーランドとリトアニアに挟まれた土地で、現在はロシアの飛び地だというからだ。 晩年、フリードリヒ・ヴィルヘルム二世の治世で宗教や神についての執筆を禁じられる不遇な時期を経験したことも知らなかった(まあ、何にも知らなかったわけだが)。 その状況で、「永遠平和のために」が書かれたと思うと、感慨深い。 高校時代、「永遠平和のために」を世界史の授業で知ったとき(「恒久平和のために」というタイトルだったが)、将来これを読もうと思ったことを思い出した。 本書でも紹介される永遠平和のための六つの予備条項。その一。 「将来の戦争の種をひそかにやどして締結された平和条約は、決して平和条約とみなされるべきではない」。 その四。 「国家の対外的な紛争に対しては、いかなる国債も発行されるべきでない」。 その五。 「いかなる国家も他の国家の体制や統治に、暴力をもって干渉すべきではない」。 グサグサささってくるんだが、これを理想主義と切って捨てるべきだろうか。
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・一回通読。純粋理性と実践理性のキーワードをなんとなく知った気になっている状態から、最高善というテーマを通じて、カント哲学の全体像に対する理解を一段階深くしてくれる ・認識論、倫理学、美学の大きな方向性を打ち出すと共に、国際法や人権意識の基礎構築をした、人類史上最も偉大な哲学者の...
・一回通読。純粋理性と実践理性のキーワードをなんとなく知った気になっている状態から、最高善というテーマを通じて、カント哲学の全体像に対する理解を一段階深くしてくれる ・認識論、倫理学、美学の大きな方向性を打ち出すと共に、国際法や人権意識の基礎構築をした、人類史上最も偉大な哲学者の1人であるカント。彼ですら、30代にルソーのエミールに出会うまでは、大衆を軽蔑し優越感に浸っていたと自身を省みている。そこから50代以降に代表著作を連発する姿には、勇気づけられる ・進化論や原子論が進捗した現代的視点から見ると、人間中心な面に少し引っ掛かる気持ちも否定できないが、まずは、ヘーゲルやニーチェ、ハイデガーやドゥルーズなどの次世代哲学者がどう批判しているかを学びたい
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岩波ジュニア新書なのに難しかった。それが正直な第一印象。似たような言葉が多く、知らない意味で使われる言葉も多い。それでも読み切ったのは、話の随所に「今の自分」と重なる部分を見つけられたからかもしれない。 システムエンジニアとして仕様書を読み込む一方、現場の動作がわからないことに悩...
岩波ジュニア新書なのに難しかった。それが正直な第一印象。似たような言葉が多く、知らない意味で使われる言葉も多い。それでも読み切ったのは、話の随所に「今の自分」と重なる部分を見つけられたからかもしれない。 システムエンジニアとして仕様書を読み込む一方、現場の動作がわからないことに悩んでいる。カントがルソーの『エミール』に影響を受け、「知識より体験が先」という発想に目覚めた話は、耳が痛かった。 「感じることは受動的、考えることは能動的」という区別、そして誰も見ていなくても正しく行動できることが本当の道徳だという定言命法。「天知る地知る我ぞ知る」という言葉が浮かんだ。職場でも家庭でも、言われてやるのではなく自分で考えて動ける人間を育てることの難しさと重なった。 230年以上前に書かれた「常備軍は廃止すべき」「他国に武力干渉するな」という言葉が、今もそのまま問いとして生きている。哲学とは答えを出すものではなく、答えのない問いと付き合い続けることなのかもしれない。 難しかったけれど、読んで損はなかった。疲れた。
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