死を歌う孤島 創元推理文庫

アンナ・ヤンソン(著者), 久山葉子(訳者)

• 販売会社／発売会社: 東京創元社
• 発売年月日: 2015/03/01
• JAN: 9784488175061

商品レビュー

2019/09/10

スウェーデンの女刑事シリーズ物だった。しかし言われなきゃ気付かない。しかも最後の最後犯人と対決するまで全然刑事物っぽくない。大半が、友人の連れとして無人島セラピーツアーに参加する話。ついた途端嵐になり、主催者のセラピスト失踪、確保してた食料などなくなり、携帯はツアーの主旨で携帯できなかった。そんな中、１人１人死ぬ。実は作為的に参加者は集められ、苦しめるためにもう一人の主催者が計画したのだった。結構人物はよく書けてるが、主人公の魅力が全く伝わらなくて。でも何か気になるから別の作品も捜してみようと思う。

2016/06/23

スウェーデン、ゴットランド島、マリア・ヴェーンシリーズ２作。今回はゴットランド島よりさらに小さなゴッドスカ・サンド島へ、セラピーグループの一員として参加する。
　ミステリーというよりサバイバル小説。無人の島に平気でキャンプするわりには、準備とか下見が雑で、つっこみながら読む。この小説の登場人物って絶えず不平不満で胸がいっぱいなのかな。

2015/05/22

嵐の孤島とくればまず頭に浮かぶのが「そして誰もいなくなった」。
同じ女流作家の手から生み出される物語ということで、多少期待値が高かったのかもしれないけどこれはないよなぁ。
5W1Hのうち読者に明示されるのはWhoだけで、続いてWhyが薄ぼんやりと。これ、あかんでしょ。
前作もビックリするような真相だったけど、まだ真相が明かされただけマシだったのか…。
女のドロドロした関係はあるあるで読めたんだけどなぁ。