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かくかくしかじか(5) 愛蔵版
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かくかくしかじか(5) 愛蔵版

東村アキコ(著者)

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かくかくしかじか(5) 愛蔵版

817

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2015/03/25
JAN 9784087920048

かくかくしかじか(5)

¥817

商品レビュー

4.5

64件のお客様レビュー

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2024/04/20

あのコマのあの一言で、いつも涙が出る。落ち込んだ時や奮い立たせたい時に読み返す。人生のブックリスト50を作るとしたら確実に入る作品。

Posted by ブクログ

2024/03/03

涙が出た。 鼻の奥がツーンとして痛くなるタイプの泣き方をした。 図書館で背表紙を見た時は面白くなさそうだな、と思っていたが開いてみるとブルーピリオドに近い雰囲気を感じて一気読み。 絵を描く人ってみんなそうなのかなあ しんどくても描けるように、指導してくれていたんですね。 自分...

涙が出た。 鼻の奥がツーンとして痛くなるタイプの泣き方をした。 図書館で背表紙を見た時は面白くなさそうだな、と思っていたが開いてみるとブルーピリオドに近い雰囲気を感じて一気読み。 絵を描く人ってみんなそうなのかなあ しんどくても描けるように、指導してくれていたんですね。 自分も絵を描くのに、陶芸も料理もやるのに、なんであそこまで他人のために自分の時間も体力も向けるのか。 先生がそこまで尽くすのはどうしてなのか、先生の幼少期とか、普段何を考えて何を感じていたかを見てみたかった。

Posted by ブクログ

2023/08/25

故郷を離れ、大阪で、漫画家として忙しく楽しく充実した日々を送る明子。 明子に届いた衝撃の知らせは、故郷の絵の先生・日高が肺癌で余命いくばくもないというもの。絵画教室には今年も美大の受験生が大勢いる。日高先生は明子に、帰ってきて塾を手伝えというのだ。 ともかくも、一度、明子は故郷に...

故郷を離れ、大阪で、漫画家として忙しく楽しく充実した日々を送る明子。 明子に届いた衝撃の知らせは、故郷の絵の先生・日高が肺癌で余命いくばくもないというもの。絵画教室には今年も美大の受験生が大勢いる。日高先生は明子に、帰ってきて塾を手伝えというのだ。 ともかくも、一度、明子は故郷に帰る。 だが、日高先生は思ったよりも元気そうだった。一方、漫画の方は長い巻頭カラーの仕事も入り、切羽詰まった状態だった。明子は後ろめたさを感じつつ、大阪に戻ることにする。 そのうちに大学時代の彼氏も卒業して大阪で就職することになる。2人で一緒に暮らし、しゃかりきに漫画を描き、〆切が終われば漫画家仲間とパーティーをし、という怒涛の日々。 気が付けば先生のことは思い出さなくなっていた。 後悔はいつも、間に合わない。 無敵に見えた先生もスーパーマンではない。 病は確実に進行し、逃れようもなく別れの時は来る。 先生が亡くなった知らせが来て、故郷に帰った明子は、教室の後輩から、先生の最後の言葉を聞く。 先生は最初から最後まで明子に絵を描かせようとし、一方で、明子は、漫画を描くことしか頭になかった。 若干ねじれた師弟関係だが、それでも日高先生のシンプル極まりない教えは、明子の背骨を作っている。 描け 徹頭徹尾、先生の教えはこれだった。 竹刀でバシバシ叩かれながら、理不尽さにひぃーひぃー泣きながら、来る日も来る日も描く。時代遅れとも言われそうな、そのスパルタな日々が、その後の支えとなる。 辛いときも、苦しいときも、「描くことに救われ」てきた。 そう言い切れることが、日高先生が明子の師であった証であるのかもしれない。

Posted by ブクログ

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