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さっさと不況を終わらせろ ハヤカワ文庫NF
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2015/02/06 |
JAN | 9784150504236 |
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さっさと不況を終わらせろ
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さっさと不況を終わらせろ
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商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
不況を完全に脱出するためには、財政出動とインフレターゲットを導入した金融政策のポリシーミックス政策をやれ、具体的には財政赤字を気にせずに、インフラ整備や雇用対策といった、大規模な政府支出と政府支出を支える大規模な金融緩和政策をしろというクルーグマンの政策提言が本書。 本書の話題...
不況を完全に脱出するためには、財政出動とインフレターゲットを導入した金融政策のポリシーミックス政策をやれ、具体的には財政赤字を気にせずに、インフラ整備や雇用対策といった、大規模な政府支出と政府支出を支える大規模な金融緩和政策をしろというクルーグマンの政策提言が本書。 本書の話題は多岐にわたるが、クルーグマンの一般向けへの不況の経済学講義とアメリカ経済学会ギョーカイ裏話がおもしろかった。クルーグマンはフリードマンを経済学者としてはリスペクトしているが、ルーカスは嫌いなようで。しかしルーカスはニューケインジアンのクリスティーナ・ローマーの分析を「クズ経済学」呼ばわりと性格の悪い奴である。 訳者の山形浩生とリフレ派の人たちは、クルーグマンの考えは昔と変わってないと言っているが、やはり政府債務を気にして、金融政策が主で財政政策が補助だった90年代のクルーグマンと、今のどちらかと云えば財政政策が主で金融政策が補助であるクルーグマンとでは、ある種の「断絶」があると思う。 欠点としては、本書でのクルーグマンは、もったいぶった回りくどい言い回しが多いのでクルーグマンの本にしては読みにくい、2000年代後半の世界危機から数年経っているせいか、当時の危機的な状況がなかなか思い出せない、日本人にはアメリカのサブプライムローン関係の知識があまりないので中盤にかけての話がちょっと解りづらいと個人的には感じられた。 訳者の山形浩生の訳者解説は、さすが日本でのクルーグマン紹介の第一人者だけあって非常に有益。追加された文庫版解説は安倍政権がクルーグマンの提言と違い、今は緊縮財政気味で、こちらが思っていた以上にはデフレからの回復が遅いせいか少し鼻白む。 追記:向こうのニューケインジアンは、大恐慌時に大規模な金融緩和政策は恐慌からの脱出には役に立つが、恐慌からの回復にはやっぱり政府支出を大規模にやらないと駄目だねと考えてるのね。勉強になった。 評点:8点/10点
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経済の本を買うのは難しい。 当たり前だが、内容が悪ければ文庫にはならない。 かといって文庫になった時点では内容がやや古くなっている。 でも買って正解。 「なんかインチキくさいタイトルだなあ」と1年ほど見過ごしていたが、 「もっと早く読んでおけばよかった」という気持ち。 喧嘩腰...
経済の本を買うのは難しい。 当たり前だが、内容が悪ければ文庫にはならない。 かといって文庫になった時点では内容がやや古くなっている。 でも買って正解。 「なんかインチキくさいタイトルだなあ」と1年ほど見過ごしていたが、 「もっと早く読んでおけばよかった」という気持ち。 喧嘩腰の書き方するだけはある内容。 110p イデオロギーが間違っていても修正しない理論はおもしろい。さすが。 310p (不況に対して)対策が小さすぎるリスクは、対策が大きすぎるリスクよりずっと大きいのは明らかだ
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※メモ 【きっかけ】 文庫になったので、ちょっと時間は経っているが、経済の動きを(ある一面から)見るため。
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