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第一次大戦から現代まで、10の例文と実例が並び、明快でサクサク読める。それにしても本当に「あるある」の羅列。戦争以外の様々な局面でも同じような論法・言葉が飛び交っていることに気付く。正しそうに聞こえても額面通りに受け取るものではないと知っておくだけでも損はない一冊。
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法則が10ありそれの具体例などが各書かれている本。2時間程度で読めるのでおすすめ。 目次をみればある意味それだけで内容がわかるのでよく構成された本である。 この分野の先達としてアーサー・ポンソンビーの戦時の嘘が挙げられているが未読。英語版が無料公開されているので機会的に読めないことはないが英語原文で時間かかるので先にこの本を読んだ。 内容としては作中に挙げられているが10の法則を覚えられれば良いのかもしれないが、そんなのがあるんだと片隅においてまず情報を疑うようになり、あとでこの本に戻り確かめるという使い方で言いかもしれない。作者も訳者もその使い方を想定してるようだ。 よくあるプロパガンダといえば大本営発表などとネットでネタにされるが、もはやネタではなく現在でも同じことを繰り返している。一方で外国と違い戦争などに適用されていないだけましかもしれないが。。 新聞、テレビ、ネットと新しいメディアがでる度に旧来のメディアを駆逐するかのような構造が作られるが、結局のところその過程で上記のような内ゲバが始まるので戦争ではないが新しい対立がの場となる。そしてこの本にある法則がそのまま適用されるんだなと実感した。(新聞、テレビは不思議と悪い意味で内ゲバは起こらないが) 戦争と聞くと右翼がやり玉にあげられるが、多様性とかいいながら他の思想を許さない左翼の方がむしろこの法則にしたがっていると思える。 左右のバカに踊らされたくない人は読むことをお薦めする。と、ここでバカとレッテルを貼ることがこの本で言うところの法則3,9にあたるのかもしれない :-> p.s 作中で民主主義を宗教かのように書いている部分があったが、この点だけでもこの本は読む価値があると思う。素晴らしい
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1.「われわれは戦争をしたくない」 われわれは「いやいやながら」戦争をするのである。「やむをえず」、「正当防衛」、もしくは国際的な「協力関係」のために参戦することになった 2.「しかし敵側が一方的に戦争を望んだ」 条約というのは、その効力によって条件が保証される側にと...
1.「われわれは戦争をしたくない」 われわれは「いやいやながら」戦争をするのである。「やむをえず」、「正当防衛」、もしくは国際的な「協力関係」のために参戦することになった 2.「しかし敵側が一方的に戦争を望んだ」 条約というのは、その効力によって条件が保証される側にとってこそ不可侵なものであるが、条約を破棄したほうが有利になる場合には「紙切れ同然」のものなのだ。 3.「敵の指導者は悪魔のような人間だ」 たとえ敵対状態にあっても、一群の人間全体を憎むことは不可能である。そこで、相手国の指導者に敵対心を集中させることが戦略の要になる。 敵方の指導者は、その異常な姿が真実であろうとなかろうと、非人間的な怪物であり、狂人として国民に報道される。 4.「われわれは領土や覇権のためではなく、偉大な使命のために戦う」 戦争プロパガンダは、戦争の目的を隠蔽し、別の名目にすり替えようとする。 5.「われわれも意図せざる犠牲を出すことがある。だが敵はわざと残虐行為におよんでいる」 敵側だけが残虐行為をおこなっており、自国の軍隊は、国民のために、さらには他国の民衆を救うために活動しており、国民から愛される軍隊であると信じ込ませようとすることだ。 敵の攻撃を異常な犯罪行為とみなし、血も涙もない悪党だと印象付けるのがその戦略である。 6. 「敵は卑劣な兵器や戦略を用いている」 どんな武器であれ、敵が一夫的にしよし、自国が敗北する原因となった武器は、歯医者にとってルール違反の卑劣な凶器とみなされるのだ。 どこの国も、自分たちが使う可能性のない兵器だけを「非人道的」な兵器として非難するのだ。 7.「われわれの受けた被害は小さく、敵に与えた被害は甚大」 8.「芸術家や知識人も正義の戦いを支持している」 9.「われわれの大義は神聖なものである」 10.「この正義に疑問を投げかけるものは裏切り者である」 卒論にだいぶつかえそう。疑うことが我々の役目
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