商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | イーストプレス |
| 発売年月日 | 2015/01/30 |
| JAN | 9784781612799 |
- 書籍
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男しか行けない場所に女が行ってきました
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男しか行けない場所に女が行ってきました
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商品レビュー
3.9
31件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
あまり読まないタイプの本だけど、図書館で見かけて何となく借りる。 エロ本や風俗のライターさんのエッセイ。特殊な仕事のせいか、男女・ジェンダーへの見方が鋭い。 無意識的に形成された、男性側の性的な欲望に基づいた社会・文化の中で生きようとする女性側の気付きや振る舞い方なんかがものすごく腹落ちする感じ。 男向け風俗本やAVはファンタジーで、そのファンタジーを真に受けた男性が女性側にファンタジーを強いる。フィクションだと解って娯楽を享受する分には良いけど、ファンタジー押し付けられる側はたまったもんじゃねぇ、と。
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男性中心の、と言うか男性中心が当たり前で、その事に無自覚な社会に対する怒りや諦め、嫌悪感に根差した観察眼や辛辣な意見は面白かった。 本作は、エロ本に風俗店やAV嬢の漫画レポートを描く仕事をしていた作者による業界ルポである。作者にとって風俗業界は、男性中心社会の象徴でもある。最初...
男性中心の、と言うか男性中心が当たり前で、その事に無自覚な社会に対する怒りや諦め、嫌悪感に根差した観察眼や辛辣な意見は面白かった。 本作は、エロ本に風俗店やAV嬢の漫画レポートを描く仕事をしていた作者による業界ルポである。作者にとって風俗業界は、男性中心社会の象徴でもある。最初は能天気な業界ルポだったものが、だんだんと冷徹な視線による業界分析に変わっていく。エロ本には「女」の事ばかり書かれているけれど、「女」からは程遠いと言う考察もその通りだと思った。 けれども、風俗嬢やAV嬢といった業界内の女性の記述になると突然鋭さが鈍る。業界内で生きていく女性を羨みながら軽蔑していると作者自身が書いているように、作者の感性は、業界内にいながらも一般人に近い気がする。そこで働く女性との間に距離があるのだ。その点が少し残念な気がした。
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テレビ大阪で放映されている「さらばのこの本ダレが書いとんねん!」で紹介された本です。 手に取るのが恥ずかしい表紙ですが番組にゲストで出ていた著者がとても面白かった上、図書館の蔵書検索でヒットして大丈夫な本であるお墨付きをもらった気がしで借りました。 著者の田房さんが風俗雑誌のラ...
テレビ大阪で放映されている「さらばのこの本ダレが書いとんねん!」で紹介された本です。 手に取るのが恥ずかしい表紙ですが番組にゲストで出ていた著者がとても面白かった上、図書館の蔵書検索でヒットして大丈夫な本であるお墨付きをもらった気がしで借りました。 著者の田房さんが風俗雑誌のライターとして20年前ほどに取材されたことが女性目線で書かれています。 取材をを通して女性である著者が何を見てどう感じたか、を読んでいると、可笑しくもあり、滑稽でもあります。 男女の性に対する不公平さに気づかされ、世の中の性差が少なくなっていくことを願わずにはいられません。
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