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白鶴ノ紅 居眠り磐音江戸双紙48 双葉文庫さ-19-55
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白鶴ノ紅 居眠り磐音江戸双紙48 双葉文庫さ-19-55

佐伯泰英(著者)

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白鶴ノ紅 居眠り磐音江戸双紙48 双葉文庫さ-19-55

712

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 双葉社
発売年月日 2014/12/01
JAN 9784575667066

白鶴ノ紅

¥712

商品レビュー

3.3

29件のお客様レビュー

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2026/03/22

小説職人・佐伯泰英の手に掛かれば、読者を涙させることも、ワクワクさせることも自在である。居眠り磐音江戸双紙もついに第48巻。大団円まで残すところあと2巻となり、物語はいよいよ熱を帯びてきた。 なかでも圧巻は第二章「八朔の雪」である。 磐音はもともと豊後関前藩の中老・坂崎正睦の...

小説職人・佐伯泰英の手に掛かれば、読者を涙させることも、ワクワクさせることも自在である。居眠り磐音江戸双紙もついに第48巻。大団円まで残すところあと2巻となり、物語はいよいよ熱を帯びてきた。 なかでも圧巻は第二章「八朔の雪」である。 磐音はもともと豊後関前藩の中老・坂崎正睦の嫡男であり、本来であれば藩政の中核を担うべき家柄にあった。しかし、江戸で剣術家として生きる道を選ばざるを得なかったのは、若き日の悲劇に起因する。幼なじみの河出慎之輔、小林琴平とともに藩政改革を志していたものの、守旧派・宍戸文六らの陰謀により、許嫁・奈緒の兄である琴平を討ち取るという痛恨の事態に追い込まれたのである。この出来事は、磐音の人生を大きく歪める転機となった。 そしてその影は、奈緒の運命にも色濃く落ちる。 一家の大黒柱であった兄を失い、父も病に倒れた奈緒は、やがて苦界へと身を落とす。しかし彼女には、生来の美貌と武家育ちの気品、そして教養があった。瞬く間に吉原随一の花魁へと上り詰め、「白鶴」の名で知られる存在となる。やがて山形の紅花商人・前田屋内蔵助に身請けされ、ようやく安定した生活を得たかに見えた。 だが運命はなおも過酷である。内蔵助は不慮の事故で命を落とし、前田屋の家運も傾く。奈緒は再び困窮の淵へと追い込まれてしまう。 この苦境から彼女を救うべく動いたのが、弥助と霧子であった。本巻では、奈緒が三人の子を伴って江戸に戻り、再び生活の基盤を築くまでが描かれる。その鍵となったのが、書名にもなっている「白鶴の紅」である。 「白鶴」とは花魁時代の源氏名、「紅」は口紅を指す。門外不出とされた製法を奈緒は密かに習得し、さらに独自の工夫を加えていた。自らの過去を隠さず、それを力に変えた奈緒に対し、吉原もまた全面的に支援を惜しまない。当時の吉原は単なる遊興の場ではなく、流行の発信地であった。「白鶴の紅」はその特性を最大限に活かし、見事に成功を収める。そこには、磐音を中心とした人の縁と善意が確かに息づいている。 さて、本巻の時間設定は前巻から二年後である。そのため、利次郎と霧子、辰平とお杏という二組の婚姻はすでに過去の出来事として語られる。また、磐音の旧主・実高も、鎌倉の東慶寺で謹慎していたお代の方と復縁し、それぞれの人生があるべき場所へと収まっていく。 物語はこうして、終幕に向けて着実に収束しつつある。 最大の懸案である田沼意次との対決はいまだ決着を見ないものの、第10代将軍徳川家治の死去により、田沼は最大の後ろ盾を失った。栄華を誇ったその権勢にも、いよいよ陰りが見え始めている。

Posted by ブクログ

2024/07/30

1786年、辰平と利次郎がそれぞれ仕官し、意知事件から2年が経過。 このシリーズにしては結構時間をすっ飛ばした感じ。 田丸の悩み、奈緒の店開き、家治の死に伴い、田沼意次の没落、お代の復帰。物語は収束に向かいつつある。

Posted by ブクログ

2023/08/26

前巻から一気に2年が経過し、田沼意次はもはや虫の息といった感があるものの、最後まで何かがあると思わせぶりな記述が続く。 そんな中で物語は磐音を中心とした人の輪が、個人個人の成長と共に広がってゆく様子を描いており、長いシリーズの中でもトップクラスにほのぼのした内容でした。 たまには...

前巻から一気に2年が経過し、田沼意次はもはや虫の息といった感があるものの、最後まで何かがあると思わせぶりな記述が続く。 そんな中で物語は磐音を中心とした人の輪が、個人個人の成長と共に広がってゆく様子を描いており、長いシリーズの中でもトップクラスにほのぼのした内容でした。 たまにはこんな雰囲気も良いと思います。

Posted by ブクログ

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