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資本主義の正体 マルクスで読み解くグローバル経済の歴史
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
発売年月日 | 2014/12/01 |
JAN | 9784569818719 |
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資本主義の正体
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商品レビュー
3.6
5件のお客様レビュー
タイトルはミスリーディング マルクスを中心とした経済学の歴史を描いた本 信憑性は不明、でも面白い。 150ページまで読んだ → 最後まで読んだ。 結局、現在の問題に対しての解決策は提示してない。 まあ、そんなに簡単に解決策があるわけもないので、提示しない方が、まともという気も...
タイトルはミスリーディング マルクスを中心とした経済学の歴史を描いた本 信憑性は不明、でも面白い。 150ページまで読んだ → 最後まで読んだ。 結局、現在の問題に対しての解決策は提示してない。 まあ、そんなに簡単に解決策があるわけもないので、提示しない方が、まともという気もする。
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マルクスの『資本論』や『経済学批判要綱』を、現代のグローバル資本主義に対する優れた分析として読みなおし、修正を加えるとともに、マルクスの提出したアソシエーションはグローバル資本主義に対峙するための有効な処方箋とはならないとしてこれを退け、将来の世界経済および日本社会について考察を...
マルクスの『資本論』や『経済学批判要綱』を、現代のグローバル資本主義に対する優れた分析として読みなおし、修正を加えるとともに、マルクスの提出したアソシエーションはグローバル資本主義に対峙するための有効な処方箋とはならないとしてこれを退け、将来の世界経済および日本社会について考察を展開している本です。 著者自身が「はじめに」で「本書の理論的コアになるのは第一章の後半の企業理論(不完備契約理論)だ」と語っています。ここで著者は、労働者が窮乏化するというマルクスの予想が外れたと断じ、オリバー・ハートの指摘に従って、資本家と労働者の間の権力の配分メカニズムに資本主義のもっとも大きな問題が存するという主張を展開します。 第2章以降は、現代の経済史に関する研究を参照しながら、本源的蓄積論を含むマルクスの議論の誤りを明らかにしています。ここでは、ヨーロッパでは労働節約的なイノベーションが起こったのに対して、日本を含むアジアでは労働力が余っているために産業が成長せず「貧困の罠」に陥ったとして、いわゆる日本型経営論で評価されていた「勤勉革命」の否定的側面について考察しています。これは、グローバル経済が進展する中で現在の日本が陥っている問題にもつながっていることが明らかにされます。 その他、ウェーバーの『プロテスタンティズムと資本主義の精神』を批判の俎上に載せながら、キリスト教によって法の支配という普遍主義的な秩序がヨーロッパにもたらされたことが、資本主義の成立に影響を与えたと論じられています。 たいへん興味深く示唆的な内容を含んでいますが、マルクス解釈や経済史についての詳細な議論は省略されています。著者自身も、「まえがき」でそのことを述べており、読者がみずから参考文献に当たって検討することを求めているようなので、本書を足がかりにして勉強を進めてみてもよいかもしれません。
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とりあえず読了。 しかし、興味深いところもあれば、よくわからないままに読み飛ばしたところもあり。 時間あけてもう一回読んだ方がいいのかな? BlogやTwitterでは、ずいぶん前から知ってた池田信夫さんだけど、本を読んだのは初めてでした。
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